欽ちゃんのニッポン元気化計画

『欽ちゃんのニッポン元気化計画』について

『欽ちゃんのニッポン元気化計画』は、2011年4月11日から2012年9月25日まで、三重テレビ放送で放送されたバラエティ番組です。タレントの萩本欽一が、三重テレビ放送の「報道制作局名誉局長」に就任したことをきっかけに始まった、冠番組でした。番組はハイビジョンで制作され、日本各地、主に三重県内の街を萩本欽一が散策し、そこで出会う人々との交流をメインに構成されていました。番組では、視聴者から寄せられた「家族ニュース」も紹介され、温かい家族の絆を描く内容が人気を博しました。

番組内容

この番組のパイロット版は、2010年12月28日に三重テレビで放送され、好評だったことから2011年の春改編でレギュラー化が決定しました。当初は萩本欽一が街を散策する形式でしたが、2011年7月からは三重テレビ本社第1スタジオ（通称：kinスタ）での収録に切り替わり、番組スタッフが取材したVTRを紹介する形式に変更されました。取材範囲は三重県内にとどまらず、ネット局がある栃木県、埼玉県、千葉県、神奈川県、岐阜県、兵庫県にも拡大されました。

番組の終盤には、萩本欽一が特に気に入った一般の方に対し「今日のマル欽印」が贈られるのが恒例でした。この「マル欽印」は、欽の字を丸で囲ったデザインで、番組の象徴的な存在でした。番組制作は、KBS京都の番組を多く手掛ける元気な事務所が協力しており、『走る男』シリーズなどの制作実績がある会社です。

出演者

番組のレギュラー出演者には、萩本欽一の他に、三重テレビアナウンサーの山口未翼、タレントのタカガキ、渡辺龍太朗、経営戦略家の川合善大などがいました。過去には、ワタナベフラワーという音楽グループも出演していましたが、番組テーマ曲は降板後もワタナベフラワーの楽曲が使用されていました。その他、クマガイタツロウ、ムサヒデカズなども番組に出演していました。

放送局

番組は、2011年10月時点で独立局7局でレギュラー放送されていました。当初は、三重テレビも加盟する東名阪ネット6の全局で放送されていましたが、2011年9月にKBS京都でのレギュラー放送が終了しました。番組は、特別番組やテレビショッピングなどの編成により、放送休止となることもありました。

不定期で放送した局には、岩手朝日テレビ、秋田放送、山形放送がありました。過去には、京都放送もレギュラー放送をしていましたが、現在は不定期で単発枠での放送となっています。パイロット版のみを放送した局として、北陸放送があります。

受賞

2012年には、「中部テレビ大賞」を受賞しました。地域に密着した番組内容や、人々の温かい触れ合いを描いた点が評価されたと考えられます。

まとめ

『欽ちゃんのニッポン元気化計画』は、萩本欽一の人柄と地域の人々との温かい交流が魅力の番組でした。番組を通じて、日本の元気や家族の絆を再認識することができ、多くの視聴者に愛されました。

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