武本在樹

武本在樹について

武本在樹（たけもとざいき）、1978年9月6日生まれ、兵庫県神戸市にルーツを持つ元プロボクサーです。在日コリアンで、リングネームは「武本在樹」、本名は裵在樹です。彼は、千里馬神戸ボクシングジムに所属しており、フェザー級での活躍が印象的です。

ボクシングキャリアの始まり

武本は、神戸朝鮮高級学校でボクシングを始めました。在学中の3年目には、インターハイに出場し、見事にベスト16に進出。高校卒業後、彼は千里馬神戸ジムに入門し、ボクシングキャリアを本格化させます。ここで、後に会長となる先輩の影響を受けながら、さらなる技術を磨いていきました。

プロデビューと試練

1997年12月14日、武本は神戸サンボーホールでプロデビューを果たします。相手は吉村光男で、ここでリングネーム「武本在樹」を名乗り試合に臨みました。試合は厳しいものでしたが、彼はその後のキャリアに向けて貴重な経験を積み重ねていきます。

その後、5年間のスパーリングや練習を経て、2005年4月2日には後楽園ホールで日本フェザー級王座を持つ榎洋之に挑戦。残念ながら判定で負けを喫しましたが、彼の闘志は衰えることはありませんでした。彼の持つ技術と経験は、さらなる挑戦を後押ししています。

世界を目指して

2007年8月19日、武本は神戸ファッションマートでワールドボクシング協会（WBA）の世界フェザー級チャンピオン、クリス・ジョンに挑む大舞台に立ちました。しかし、試合は9ラウンドTKOで敗北。世界王座を目指す夢は叶いませんでしたが、彼はこの経験を通じてさらなる成長を遂げたことでしょう。

引退後の活動

2010年7月、武本は神戸・六甲アイランドにZボクシングジムを開設。自身が会長を務め、新しいボクサーの育成やトレーニングに力を入れています。引退後もボクシング界での活動を続け、自身の経験を次世代に伝える役割を果たしています。さらに、2022年からは亀田和毅の専属トレーナーとしても活躍し、選手としての知識を生かした指導を行っています。

戦績

武本在樹のプロボクサーとしての戦績は、33戦中23勝（12KO）、8敗、2分となっています。彼のキャリアは数々の挑戦と経験に満ちており、その成績は彼の努力を証明するものです。ボクシングの世界で培った経験は、今後も多くのボクサーたちに影響を与え続けるでしょう。

まとめ

武本在樹は、その戦績やボクシングに対する情熱をもとに、リング外での成功にも挑戦しています。彼の今後の活動は多くの人々に刺激を与え、ボクシング界における貴重な存在として残り続けるでしょう。

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