武田晃

武田晃（たけだ あきら）は、1957年5月生まれの日本のトランペット奏者、指揮者です。元陸上自衛官であり、現在は武蔵野音楽大学と尚美ミュージックカレッジ専門学校で非常勤講師として後進の指導にあたっています。

山形県出身で、山形県立新庄北高等学校を経て、1980年に武蔵野音楽大学を卒業（トランペット専攻）。同年、陸上自衛隊に音楽科幹部要員として入隊し、陸上自衛隊の中央音楽隊に配属されました。中央音楽隊では、演奏班長、教育科長などを歴任し、第2混成団音楽隊、第1音楽隊、東北方面音楽隊の隊長も務めました。2007年には中央音楽隊長に就任し、2017年に退官するまでその任を務めました。

現在、武田氏は、日本吹奏楽指導者協会の会員、日本スーザ協会の会長、21世紀の吹奏楽“響宴”実行委員会の会員、アメリカン・バンドマスターズ協会の名誉会員など、多くの音楽団体で要職を担っています。

トランペットを斎藤征一郎、野崎季義、戸部豊の各氏に、指揮を紙谷一衞氏に師事しました。

主な経歴

1987年：東京藝術大学にて研修
1996年：オランダ王国国際指揮者講習会マスター・クラスに参加。同年8月、東北方面音楽隊長に就任。
2001年：中央音楽隊企画科長に就任。
2005年：4月1日、中央音楽隊副隊長に就任。
2007年：7月1日、1等陸佐に昇任。同年8月より第13代中央音楽隊長に就任。
2007年度：中央音楽隊は、武田氏が隊長を務める下、日本管打・吹奏楽学会より第18回日本管打・吹奏楽アカデミー賞を受賞。
2009年：10月、陸上自衛隊音楽隊長として初めてアメリカ陸軍軍楽隊に客演指揮者として招かれる。
2012年：8月、アメリカ陸軍士官学校軍楽隊に客演指揮者として招かれ、コンサートを指揮。
* 2017年：3月22日、中央音楽隊長を退任。5月、定年退官（陸将補に特別昇任）。

武田晃は、長年にわたり日本の音楽界、特に吹奏楽の分野で重要な役割を果たしてきました。その功績は、教育者、演奏家、指揮者としての多岐にわたる活動を通じて、音楽文化の発展に大きく貢献しています。

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