日本吹奏楽指導者協会

公益社団法人日本吹奏楽指導者協会（JBA）

公益社団法人日本吹奏楽指導者協会（Japanese Band Directors Association, JBA）は、全国の吹奏楽指導者や音楽関係者が集まり、日本の吹奏楽の発展に寄与することを目的として活動している団体です。

目的

JBAは、吹奏楽指導者の知識・技能・資質の向上、吹奏楽の振興、そして吹奏楽に関する学習機会の提供を通じて、日本の芸術・文化の発展に貢献することを目指しています。

沿革

1965年: 「P.ヨーダー博士を囲む会」で設立が提言される。
1966年: 設立が発表される。
1967年: 創立総会にて正式に発足。
1960年代後半～1970年代: アメリカ吹奏楽視察団の派遣、作曲賞の制定、ミッドウェスト・クリニックへの参加、JBA-ABA合同会議の開催など、国際的な活動を積極的に展開。
1975年: 機関誌「えこう」創刊。
1980年代: 世界吹奏楽協会(WASBE)設立総会への参加、吹奏楽ゼミナールの開催、吹奏楽指導者認定試験の実施など、指導者育成に力を入れる。
1990年代: 吹奏楽の祭典の開催、吹奏楽演奏技能検定の実施、機関誌の改題、指揮法講座の開催、全日本ジュニア管打楽器ソロコンテストの共催など、活動の幅を広げる。
2000年: 社団法人日本吹奏楽指導者協会設立総会。
2011年: 公益社団法人へ移行。
2016年: 創立50周年を迎える。
2022年: 「JBA下谷賞」の作品募集と選考を独自に行うように変更。

組織及び主な活動

JBAは、吹奏楽界の発展を目指し、さまざまな委員会を設けて活動しています。

生涯学習・社会教育委員会: 吹奏楽指導者の育成を目的とした講習会や試験を実施（吹奏楽ゼミナール、吹奏楽指導者認定試験など）。
指揮法講習会委員会: バンドディレクターを対象とした講習会を開催。
吹奏楽曲開発委員会: JBA独自の作品募集と選考を行い、「JBA下谷賞」を贈呈。
ソロコンテスト委員会: 「全日本中学生・高校生管打楽器ソロコンテスト」を開催。
吹奏楽発祥の地記念碑保存委員会: 吹奏楽発祥の地・記念碑の維持・管理。
国際交流委員会: アジア・太平洋吹奏楽指導者会議(APBDA)や世界吹奏楽会議(WASBE)への参加、海外公演する吹奏楽団の推薦など、国際的な交流を推進。
広報・研究委員会: 吹奏楽関連の学術研究に必要な資料の特定・管理・保存、機関誌「ウインド・フォーラム」の発刊、ホームページ管理など。
東日本大震災対策委員会: 被災団体への支援。
人材バンク委員会: 吹奏楽の各分野における専門知識・技能を有する指導者の情報を提供。

支部組織

JBAは、全国に9つの支部を置いています。

北海道支部
東北支部
関東甲信越支部
東海支部
北陸支部
関西支部
中国支部
四国支部
九州支部

会長・名誉会長・顧問

JBAの運営は、歴代の会長、名誉会長、顧問によって支えられてきました。各界の著名人がその任にあたり、JBAの発展に貢献しています。

主な事業

吹奏楽指導者認定試験
JBA下谷賞
全日本中学生・高校生管打楽器ソロコンテスト

関連団体

JBAは、以下の団体と連携し、吹奏楽の普及・発展に努めています。

全日本[[吹奏楽連盟]]
日本高等学校吹奏楽連盟
中部日本吹奏楽コンクール
世界吹奏楽会議
アジア・太平洋吹奏楽指導者会議
JBA-ABA合同会議
* 響宴

JBAは、日本の吹奏楽界において、指導者の育成、楽曲の普及、国際交流など、多岐にわたる活動を展開しています。その活動は、日本の吹奏楽のレベル向上に大きく貢献しており、今後もその役割はますます重要になっていくでしょう。

もう一度検索