武蔵忍法伝 忍者烈風

武蔵忍法伝 忍者烈風

『武蔵忍法伝 忍者烈風』（むさしにんぽうでんにんじゃれっぷう）は、埼玉県飯能市、入間市を中心とした武蔵国地域を舞台とした特撮テレビドラマ、および同地域を中心に展開されているヒーローの名称です。2013年から2022年にかけて、TOKYO MX2などで放送されました。2014年には映画版も上映され、2018年には映画「ヒーローズユナイト」にも出演しています。

あらすじ

かつて陰陽師・太田道灌は鬼の力で武蔵国を開拓し、鬼を封印しました。烏天狗の力を持つ忍びの一族は、鬼の封印の守護を託され、現代に至ります。しかし、鬼の復活が始まり、太田道灌の封印を逃れた51体の鬼を封印するため、烏天狗の力を受け継いだ武蔵の忍びたちが立ち上がります。

ストーリー

本編

戦国時代、太田道灌の命により、彦三率いる忍び衆は鬼封靡加持を奪い封印を解きます。しかし、それは鬼の策略で、彦三はすでに虎熊童子に喰われ入れ替わっていました。封じられていた茨木童子の右腕は、殺された悪四朗の体に憑き人鬼として蘇ります。一方、虎熊童子から逃れた一馬は正真坊と出会い、八咫烏と契約を交わします。

現代、邪封鏡が発掘され封印された鬼たちが復活します。右腕は鬼堂と名乗り、烏天狗の末裔の忍びたちに立ちはだかります。26個に分断された茨木童子の体、51体中残り19体の鬼の封印をめぐり、武蔵忍流谷風派の舞風飄太は忍者烈風となり、人々の平和のため鬼と戦います。

パラレルワールド版～キミの近くのヒーロー

本編とは異なる世界観の忍者烈風。日本各地のご当地ヒーローたちが手にした謎の切符は、次元の違う世界を繋ぐものでした。御前と呼ばれる大鬼の下に集った次元の違う悪者たちは、すべての次元を征服しようと動き出します。各地のヒーローと忍者烈風は、御前配下の鬼や骸696をはじめとする悪の軍団を阻止するため立ち向かいます。

登場人物

武蔵忍流 谷風派

鬼退治をする全国の忍者衆・裏忍退魔組の一派。平地側を担当する谷風派と、山岳側を担当する山風派に分かれています。谷風派は苗字に「風」が入り、山風派は「月」が入るのが特徴です。鬼退治は鬼打ち、鬼止め、鬼払いの3人1チームで行います。

舞風飄太（まいかぜ ひょうた）/ 忍者烈風
本作の主人公。烏天狗の血を受け継ぐ若者で、鎧竜巻の正統な継承者。普段は看護士として働いています。
八咫烏（やたがらす）
斬鬼刀に封印された烏天狗。51体の鬼を封印すれば元の姿に戻ると約束され、舞風一族に力を貸します。
舞風サクラ（まいかぜ さくら）
飄太の姉で看護士。飄太と組む時は鬼止のポジションで、一般人のケアなどを担当します。
風岩盾螢（かぜいわ じゅんけい）
谷風派の師範代で飄太の師匠。鎧迅雷を纏うこともあります。
谷風勝玄（たにかぜ しょうげん）
谷風派の頭領で伝説の鬼打ち。
月風健太郎（つきかぜ けんたろう）
武蔵総合病院の医師で、谷風派の忍者。
谷風利九（たにかぜ りきゅう）
谷風派の頭領の甥で、情報収集などを担当します。
早風弦斗（はやかぜ げんと）
見習い忍者で、ドローンの遠隔操作担当。

武蔵忍流 山風派

白月護（しらつき まもる）
秩父山風派の師範代で鬼打ち。弓と手裏剣の名人。
月霞桔梗（つきがすみ ききょう）
秩父山風派の鬼止めで、人に紛れる鬼を見分ける目を持つ。
月妃鈴華（つきさき すずか）
秩父山風派のクノイチ。
山風剛十郎（やまかぜ ごうじゅうろう）
秩父山風派の元頭領で伝説の鬼打ち。

その他の忍者

善風巧（いかぜ たくみ）
警視庁の刑事で、西の裏忍退魔組の鬼打ち。

天狗

正真坊（しょうしんぼう）
秩父に住む大天狗で、舞風一族に八咫烏との血の契約をさせます。

劇場版

退魔忍法帖　武蔵忍法伝忍者烈風
2014年公開。
ヒーローズユナイト 結束！ ヤツルギ×トライオー×忍者烈風
2018年公開。「鳳神ヤツルギ」と「浪速伝説トライオー」とのコラボレーション作品。

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