武蔵野中央公園

武蔵野中央公園

武蔵野中央公園は、東京都武蔵野市八幡町に位置する、広大な芝生が主体の都立公園です。武蔵野市のほぼ中央に位置し、東側の井の頭公園、西側の小金井公園と並び、市民の貴重な緑地空間として利用されています。

公園の概要

公園面積は約10ヘクタールと広大で、園内には977本の樹木と16,260株の植物が植えられています。春には桜が咲き誇り、コナラやクヌギ、ケヤキなどの落葉樹が四季折々の風景を彩ります。その他、コブシ、ハナミズキ、サザンカ、アジサイ、ツツジなど、様々な種類の植物が植えられ、訪れる人々を楽しませています。

園内には、広々とした原っぱのほか、月待台、風を見る丘といった景観を楽しめる場所、子供たちが遊べる遊具広場、テニスコート（人工芝4面）、ゲートボール場、バーベキュー広場など、様々な施設が整備されています。もともとは芝生の公園でしたが、後に草野球場が設けられました。

歴史

この公園は、かつて中島飛行機武蔵製作所西工場（旧名：中島飛行機多摩製作所）の跡地でした。現在も公園の北側には、旧中島飛行機である富士重工業の社宅が残っています。

戦後、現在の武蔵野市役所から東京都立武蔵野北高等学校にかけての一帯は、米軍に接収され「グリーンパーク」と呼ばれていました。その後、順次返還が行われ、武蔵野中央公園は東京都に返還されました。ちなみに、現在の武蔵野陸上競技場は、もともと中島飛行機のグラウンドでした。

武蔵製作所の跡地は、公園のほかに、福祉会館、団地、病院、小学校、高等学校など、公共性の高い施設として利用されています。また、一部の土地は国鉄清算事業団が所有していましたが、これは中央本線支線（通称：武蔵野競技場線）の武蔵野競技場前駅跡部分にあたり、後に民間に払い下げられています。

アクセス

公共交通機関

JR中央線 三鷹駅、JR中央線・京王電鉄井の頭線 吉祥寺駅から西武柳沢駅行きのバスに乗車し、「武蔵野中央公園」バス停で下車してください。

周辺施設

公園の周辺には、以下の施設があります。

武蔵野市役所
NTT武蔵野研究開発センタ
武蔵野北高等学校
武蔵野陸上競技場、武蔵野総合体育館
武蔵野プール（武蔵野温水プール）
武蔵野軟式野球場
武蔵野庭球場（テニスコート）
緑町公団住宅
武蔵野陽和会病院
武蔵野東小学校
グリーンパーク商店街（京王ストア武蔵野店など）

外部リンク

* 武蔵野中央公園

武蔵野中央公園は、豊かな自然と歴史が感じられる、市民にとって貴重な憩いの場です。散歩やピクニック、スポーツなどを楽しむことができます。

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