武隈義一

武隈義一（たけくま よしかず）

武隈義一は、1967年5月8日生まれの日本の政治家であり、元厚生労働官僚です。現在は富山県黒部市長を務めています（1期）。

経歴

富山県黒部市出身。地元の小中学校、富山県立富山中部高等学校を経て、一橋大学商学部を卒業。1992年に旧労働省（現・厚生労働省）に入省しました。

2005年からは外務省に出向し、在中華人民共和国日本国大使館にて一等書記官などを務めました。2011年には内閣府防災担当に出向し、災害対策基本法の改正などに携わっています。その後、復興庁参事官、石川労働局長などを経て、2021年12月に厚生労働省大臣官房地方課業務改善分析官を最後に退職しました。

黒部市長として

2022年2月、武隈は同年4月に行われる黒部市長選挙への立候補を表明しました。選挙では、武隈と元市議の小柳勇人が立候補し、保守分裂選挙となりました。現職市長の大野久芳が武隈を支持する一方で、市選出県議の一人である川上浩は小柳陣営の選対本部長に就任。自民党市連や宇奈月町支部は自主投票を決定し、公明党黒部支部も自主投票となりましたが、支部長の辻靖雄市議は武隈を心情的に支援しました。4月17日の投開票の結果、武隈が小柳を736票差で制し、初当選を果たしました。

不祥事

2024年3月15日昼頃、黒部市役所庁舎内で、武隈が水入りのペットボトルを投げつけ、間仕切りを破損させるという事態が発生しました。この件に関して、武隈は3月26日の定例記者会見で事実を認め、理由を「年度末に業務が立て込んだため」と説明しました。また、「市民の信頼を大きく失墜させたうえ、職員にも大きな不安を抱かせることになった。深くおわび申し上げる」と謝罪しました。

外部リンク

市長からのメッセージ - 黒部市
武隈 義一（たけくま よしかず）公式サイト

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