歴史街道 (テレビ番組)

歴史街道

『歴史街道』（れきしかいどう）は、朝日放送（ABCテレビ）と東通企画が共同で制作した紀行番組であり、そのサブタイトルとして「〜ロマンへの扉〜」が付けられています。この番組はハイビジョンで制作され、アナログ放送時代にはレターボックス方式で放送されていました。定期放送は2009年3月27日に終了したものの、その後は毎年2回、各30分の単発番組として放送されています。さらに、近畿やその周辺地域で放送される『歴史街道〜わたしたちのまちの歴史と文化〜』も取り上げており、地域の特色を生かした内容となっています。

概要

この番組は、近畿地方を中心に、周辺の8府県（近畿2府4県、三重県、福井県）を対象にし、特定の地域に焦点を当ててその土地を訪問する旅人の映像が流れます。また、その地域の歴史的な名所や文化財に関する映像に加え、道上洋三によるナレーションが重ねられ、視聴者にわかりやすく地域の魅力を伝えています。番組の根底には「歴史資源を活かした環境整備や市民参加型まちづくりに努める」という、歴史街道推進協議会の活動があります。

定期放送が行われていた時期には、5分間のミニ番組形式で毎週一つの地域を取り上げて月曜日から金曜日まで放送され、その地域の歴史や文化が紹介されていました。これにより、毎週異なる地域の深い文化的背景を視聴者に提供していました。

出演者

ナレーションは道上洋三が担当し、他の出演者としては朝日放送に所属しているアナウンサーやタレント、さらには一般公募による旅人が登場していました。視聴者にとっては、さまざまな視点から地域の魅力を知ることができる機会となっています。

放送時間

定期放送時代の放送時間は、朝日放送（制作局）で月曜日から金曜日の18:54から19:00まで放送されていました。また、再放送は翌日の4:55から5:00まで行われていました。特に水曜日にはプロ野球・阪神タイガース戦のナイター中継がある場合、放送時間が36分繰り上げられることもありました。このように、タイムテーブルが柔軟に対応していた点も特徴的です。

また、テレビ朝日系列の放送局でも放送され、かつては同局の『ニュースステーション』の直前に放送されていたこともあるなど、視聴者に幅広く親しまれていたことが伺えます。

歴史街道〜わたしたちのまちの歴史と文化〜

「歴史街道〜わたしたちのまちの歴史と文化〜」は、近畿地区とその周辺（近畿2府4県・三重県・鳥取県）のケーブルテレビ局で放送されているリレー形式の番組です。地域の歴史や文化を紹介する内容で、各ケーブルテレビ局と歴史街道推進協議会が連携して制作を行っています。制作はローテーション制で進められ、視聴者は地域ごとの独自の歴史や魅力を手軽に学ぶことができます。さらに、朝日放送グループホールディングスも協力していますが、『歴史街道』とは異なり、この番組の制作に朝日放送や東通企画は関与していません。

放送局

この番組は、関西のさまざまなケーブルテレビ局で放送されています。例えば、全関西ケーブルテレビジョン、ZTV、伊賀上野ケーブルテレビ、JCOM、姫路ケーブルテレビ、近鉄ケーブルネットワーク、BAN-BANネットワークス、アドバンスコープ、テレビ岸和田、ベイ・コミュニケーションズなどが名を連ねています。地域によって異なる特色を持つため、視聴者はそれぞれの地域に根ざした魅力を体験することができるのです。

このように『歴史街道』は、地域の歴史と文化に光を当てる重要な番組として、多くの視聴者に愛され続けています。

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