姫路ケーブルテレビ

姫路ケーブルテレビ株式会社について

姫路ケーブルテレビ株式会社（通称：WINK）は、兵庫県姫路市を本拠地として運営されているケーブルテレビ局です。1989年に設立され、1992年に正式に開局しました。設立当初から地域に根ざした放送サービスを提供しており、現在も地元の生活を支える重要なメディア機関として機能しています。

設立の背景

姫路ケーブルテレビは1989年4月に設立され、翌年の1990年9月には郵政大臣から有線テレビジョン放送施設の設置許可を受けました。そして1992年4月、いよいよ放送を開始しました。これにより、姫路市内の住民に向けて多様なテレビ番組やサービスを提供することが可能となりました。

サービスの内容

姫路ケーブルテレビは、基本的にケーブルテレビ事業に特化していますが、インターネットサービスやケーブルプラス電話といった通信サービスも展開しています。2011年末の時点で、ケーブルテレビ加入世帯数は約26,940世帯、インターネットサービスに加入している世帯は約14,767、ケーブルプラス電話は約10,801世帯、また、コミュニティチャンネルの視聴者は約100,256世帯に達しています。

株式の取得と子会社化

2012年2月17日、阪神電気鉄道株式会社が白鷺ニット工業株式会社や他の株主から姫路ケーブルテレビの株式の51.3%を取得し、同社を子会社化しました。この動きにより、さらなるサービスの向上と地域貢献への期待が寄せられています。

施設の命名権

さらに姫路ケーブルテレビは、姫路市立姫路球場、姫路市立陸上競技場、姫路市立中央体育館の命名権を取得し、2015年7月から「ウインク」という愛称が付けられました。この活動は、地域活性化に向けた一環として行われています。契約は2020年3月31日までの予定でしたが、契約更新されて2025年3月まで延長されました。

サービスエリア

姫路ケーブルテレビのサービスエリアは兵庫県全域にわたり、主に姫路市、揖保郡太子町、宍粟市、佐用郡佐用町、赤穂郡上郡町や一部地区の加西市などが含まれています。

放送チャンネル

姫路ケーブルテレビでは、地域の放送ニーズに応じた多様な放送チャンネルを提供しています。具体的には、地上波の再送信局としてテレビせとうちやテレビ大阪を取り扱っています。特に姫路市・太子町・上郡町では、UHFアンテナを利用して他地域の放送を受信することも可能ですが、地域性を考慮し、あえてテレビ大阪の区域外再放送を行っている場合があります。姫路市の一部地域では、テレビ大阪の再放送が行われていないこともあります。

今後の展望

姫路ケーブルテレビ株式会社は、地域密着型のサービスを更に充実させながら、メディアの進化に対応し続けることを目指しています。インターネットや電話サービスの拡充により、地域社会の情報化にも寄与しており、ますます重要な役割を果たすことでしょう。

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