残念、ここは世界の裏側です。

残念、ここは世界の裏側です。

『残念、ここは世界の裏側です。』は、青春によって描かれた日本の漫画作品です。『月刊コミックジーン』（メディアファクトリー）にて、2011年7月号（創刊号）から2013年5月号まで連載され、全3巻の単行本として刊行されました。

あらすじ

物語は、ごく普通の男子高校生・青居林檎が、ネットサーフィン中に怪しいボタンをクリックしたことから始まります。すると、パソコンのモニター画面から突然、魔法の国の王子様・ミキが現れます。ミキはなぜか林檎を気に入り、以後、林檎の周りでは様々な騒動が巻き起こります。

登場人物

主要人物

青居 林檎（あおい りんご）

本作の主人公。外国人（国籍不明）の父親と日本人の母親を持つハーフで、金髪青眼の男子高校生です。1年3組に在籍しています。ネットサーフィン中にミキを呼び出してしまったことがきっかけで、彼に付きまとわれることになります。自分の名前にコンプレックスを持っており、姉の苺を恐れています。

ミキ王子

魔法の国の王子様。通称：ミキ。セミロングの黒髪に赤瞳が特徴です。育った環境が影響してか、空気を読まずマイペースな性格です。婚約者のレディに追われていたところを林檎と出会い、なぜか林檎を気に入って友達になろうとします。

G.F（グリーン・フィールド）

ミキの従者。ミキの魔法によって勝手に呼び出されています。趣味は園芸。穏やかな言動とは裏腹に高い戦闘能力を持ち、手先も器用ですが、魔法は使えません。本人曰く「『こちら』側の人間」とのこと。ミキと出会うまでは過酷な環境に身を置いていたようです。

その他の登場人物

レディ・ミキ

ミキの婚約者。通称：レディ。気が強く直情的な性格で、攻撃魔法を得意としています。定期的にミキを追いかけて現れます。

青居 苺（あおい いちご）

林檎の姉。短気で凶暴な性格で、林檎からは「姉の面を被った鬼」と恐れられています。

コピー

魔法の国の人形で、ミキのコピー。外見はミキと瓜二つですが、人格や意志はあるものの魂はありません。本物のミキよりもテンションが高く、左耳に刻まれた製造番号で見分けることができます。

上野 隆（うえの たかし）

林檎のクラスメイトで友人。成績は良くありませんが、明るい性格で運動神経抜群、クラスの人気者です。陸上部とサッカー部を掛け持ちしています。実は、聡によって作られたコピー人形です。

上野 聡（うえの さとし）

隆の双子の兄。外見は隆と瓜二つですが、成績優秀な反面、冷徹な性格で、隆以外の人物とは関わろうとしません。実は、母親を殺したために魔法の国から逃亡してきた過去を持ちます。

書誌情報

青春『残念、ここは世界の裏側です。』メディアファクトリー〈MFコミックス ジーンシリーズ〉、全3巻

2012年2月27日発売、ISBN 978-4-8401-4429-2
2012年9月27日発売、ISBN 978-4-8401-4730-9
2013年5月27日発売、ISBN 978-1-3876-8644-5

外部リンク

月刊コミックジーン

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