段山町停留場

段山町停留場の概要

段山町停留場（だにやままちていりゅうじょう）は、熊本県熊本市中央区段山本町と古京町にある熊本市交通局の電停です。停留所番号はB5で、上熊本線のB系統が利用可能です。1929年に開業し、1935年に移設されたこの停留場は、近隣の地名に由来して命名されました。元々、明治時代初期までこの地域は「段山」と呼ばれる低い台地でしたが、鉄道の通行のための工事により、現在の平地が形成されました。

停留場の構造

段山町停留場は、相対式の2面2線の構造を持ちます。また、本妙寺入口電停側には折り返し設備が整えられています。利用者は信号機のない横断歩道を渡って簡単にアクセスできるため、交通の便が良いといえます。2024年の1月から3月には新型車両導入に向けて、ホームの延長と上屋の設置工事が予定されています。

利用状況

この停留場は熊本市の旧市街地の北端に位置し、周辺にはさまざまな魅力的なスポットが点在しています。南に向かう路地には、伝統的な和菓子店が多く、地元の特産品を楽しむことができます。観光名所としては、熊本城公園や藤崎台県営野球場、熊本県護国神社、さらに熊本市立熊本博物館や旧細川刑部邸などがあります。文化的な景観が広がる地域で、訪れる人々にとって魅力的な場所が豊富です。

周辺施設

具体的には、熊本県立美術館本館（くまもとアートポリス選定の既存建造物）や産交タクシー本社、株式会社熊本県酒造研究所も近隣に位置しています。この酒造研究所は、「香露」の蔵元として知られ、熊本酵母の開発や独自の酒造技術の導入などで、地域のみならず日本全体におそらく多大な影響を与えています。

徒歩で行ける範囲内には、島田美術館や三賢堂、釣耕園といった施設もあり、井芹川の対岸には青磁野リハビリテーション病院や慈恵病院、フタバ本社、熊本市立千原台高等学校、熊本南警察署の島崎交番などもあります。これらの施設は当停留場から徒歩8分から15分ほどで訪れることができ、周囲の賑わいを感じることができるでしょう。

交通アクセス

段山町停留場の近くには段山バス停があり、電車通り側のバス停が最寄りです。もう一つのバス停は、以前スケートセンターがあった場所に位置しており、2019年度まで利用されていました。

隣接する停留場

この停留場の隣には、杉塘電停（B4）と蔚山町電停（B6）があり、B系統の利用者にとって便利な接続となっています。段山町停留場は通勤や観光地へのアクセスに優れた位置にあり、地元の人だけでなく観光客にとっても利用しやすい停留所です。熊本市を訪れた際には、ぜひ立ち寄りたいスポットのひとつです。

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