毛利元承

毛利元承（もうり もとつぐ）は、江戸時代後期に清末藩の第7代藩主を務めた人物です。

生涯

天保4年（1833年）2月30日、長門長府藩主・毛利元義の十一男として江戸で誕生しました。元承は、清末藩の初代藩主である毛利元知から数えて本家筋にあたる家系の出身です。清末藩の第6代藩主・毛利元世には実子がいましたが、2人とも早世してしまったため、弘化元年（1844年）12月に元承が養子として迎えられました。

翌弘化2年（1845年）に元世が死去したため、元承はわずか13歳で清末藩の家督を相続し、第7代藩主となりました。しかし、藩主就任から4年後の嘉永2年（1849年）7月11日に17歳という若さで死去しました。短い藩主在任期間でしたが、その間、藩政を担いました。

元承には実子がいなかったため、木下俊敦の四男である毛利元純を養子に迎え、後を継がせました。

系譜

父：毛利元義（1785-1843）
母：水野氏
養父：毛利元世（1796-1845）
正室：なし
* 養子：毛利元純（1832-1875） - 木下俊敦の四男

元承は若くして亡くなったため、藩主としての具体的な業績は多くありませんが、清末藩の歴史を語る上で欠かせない人物の一人です。

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