水曜姉弟

水曜姉弟

『水曜姉弟』は、小菊路ようによる日本の漫画作品です。当初は『少年マガジンエッジ』（講談社）にて2020年11月号から2021年5月号まで連載されていましたが、その後『Palcy』（講談社・pixiv）に移籍し、2021年5月19日より連載が継続されています。

あらすじ

物語は、26歳のOLであるトーコと、13歳年下の男子中学生ナツの関係を中心に展開します。トーコの母とナツの父が再婚したことで、二人は義理の姉弟となります。両親から、週に一度、二人きりの時間を持ってほしいと頼まれたトーコとナツは、毎週水曜日にナツがトーコの部屋に泊まりに来るという約束をします。

最初はなかなか心を開こうとしないナツに対し、トーコは得意な料理を振る舞います。料理を通じて少しずつ打ち解けていく二人。不器用ながらも、お互いを理解しようと努める姿が描かれています。

登場人物

トーコ
本作の主人公の一人。26歳のOLで、料理が得意です。最初はナツの少し怖い印象の目つきに警戒していましたが、次第に彼と心を通わせるようになります。

ナツ
本作のもう一人の主人公。13歳の中学1年生です。緊張すると目つきが悪くなる癖がありますが、内心ではトーコに照れています。トーコに負けず劣らず料理上手で、難しい科学用語を使いこなしたり、ノンアルコール飲料を自作したりするなど、頭の良さも垣間見えます。

書誌情報

小菊路よう『水曜姉弟』講談社〈KCデラックス パルシィ〉として、以下の巻が刊行されています（2022年10月13日現在）。

2021年6月11日発売、ISBN 978-4-06-523632-1
2021年9月13日発売、ISBN 978-4-06-524774-7
2022年3月11日発売、ISBN 978-4-06-527170-4
2022年10月13日発売、ISBN 978-4-06-529418-5

『水曜姉弟』は、年の離れた義理の姉弟が、水曜日という特別な時間を共有することで、少しずつ心の距離を縮めていく物語です。料理という共通の趣味を通じて、お互いを理解し、成長していく二人の姿は、読者の心を温かくしてくれるでしょう。

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