水沼駅

水沼駅の概要

水沼駅（みずぬまえき）は、群馬県桐生市黒保根町水沼に位置している、わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線の駅で、駅番号はWK08です。これまで多くの観光客に利用されてきたこの駅は、温泉施設も併設されており、地域の魅力を引き立てています。

歴史

水沼駅は、観光名所でもあり、特に赤城山観光の東側の玄関口として知られています。昭和30年代に赤城山頂付近に赤城登山鉄道のケーブルカーが開業し、この駅はそのアクセス点にもなりました。

年表

• - 1912年（大正元年）9月5日：足尾鐵道水沼停車場として開業。
• - 1918年（大正7年）6月1日：足尾鐵道の解散後、国鉄足尾線水沼駅となる。
• - 1970年（昭和45年）10月1日：貨物および荷物の扱いを廃止。
• - 1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道足尾線水沼駅となる。
• - 1989年（平成元年）：

- 3月29日：わたらせ渓谷鐵道に移管され、わたらせ渓谷線の水沼駅となり無人化。
- 12月24日：温泉施設「せせらぎの湯」がオープン。

• - 1997年（平成9年）：関東の駅百選に選定され、「関東唯一の緑に囲まれた天然温泉付きの駅」と評価される。
• - 2008年（平成20年）12月29日：温泉施設「せせらぎの湯」が休館。
• - 2009年（平成21年）4月26日：同施設の営業が再開。
• - 2023年（令和5年）7月31日：再度「せせらぎの湯」が休館。
• - 2025年（令和7年）4月17日：「駅の天然温泉 水沼の湯」として営業を再開予定。

駅構造

水沼駅は相対式のホーム2面2線を持つ地上駅で、現在は無人駅として運用されています。駅には折返しの列車は基本的にないものの、臨時列車の停車に伴い、足尾側には入換信号機が設置されています。

利用状況

駅周辺には、黒保根地区の中心として位置するさまざまな施設があります。具体的には、桐生市役所黒保根支所や黒保根歴史民俗資料館、黒保根社会体育館、黒保根運動公園などがあります。また、温泉は「水沼駅温泉センター」に位置し、引き続き地域の人々や観光客に愛されています。

水沼駅温泉センターの歴史

水沼駅の上りホームに併設されている温泉施設は、駅の歴史の中で重要な役割を果たしてきました。最初にオープンした「せせらぎの湯」は、一度休館後も地域の支援により営業が再開されましたが、再度の休館を経て、ホットランドによって新たな形で生まれ変わります。2025年に「駅の天然温泉 水沼の湯」として新たに営業が再開され、地元の食材を使った郷土料理も楽しめるリゾート施設として期待されています。

駅周辺情報

周辺には、桐生市立黒保根中学校や小学校、さらには国道122号も通っています。また、サウナの森 水沼ヴィレッジといった新しいリゾート施設もオープン予定です。

最後に

水沼駅は、観光と地域の交流を深める重要な駅として、今もなお多くの人々に親しまれています。歴史を踏まえた上で、これからも地域の発展に寄与し続けることでしょう。

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