水火天満宮

水火天満宮

水火天満宮は、京都市上京区に位置する神社です。地元では「水火の天神さん」として親しまれ、水難火難除けの神として信仰を集めています。

祭神

御祭神は学問の神様として知られる菅原道真公です。その御神徳は学業成就はもとより、災難除けにも及ぶとされています。

歴史

水火天満宮は、923年（延長元年）に醍醐天皇の勅願により、延暦寺の尊意僧正に勅命が下り、水難火難除けの守護神として菅原道真公の神霊を勧請し創建されました。創建当初は上京区の上天神町にありましたが、堀川通の拡張工事に伴い、1952年に現在の場所に移転しました。この移転を経て、現在も地域の人々の心の拠り所となっています。

境内

境内には、様々な見どころがあります。

末社六玉稲荷: 稲荷大神を祀る末社。
登天石: 菅原道真公の霊が降り立ったとされる霊石。
出世石: 近年出世を遂げた人物が寄進したとされる石。
金龍水: 眼病に効能があるとされる井戸水。
玉子石: 安産のご利益があるとされる石。
是より洛中荷馬口付のもの乗べからずと記した石標: 元禄8年（1695年）に都への出入り口に設置された木杭の標識が朽ちたため、享保2年（1717年）に石造りに変更されたもの。
孝学堂跡の石碑: 江戸時代に天満宮の宮司であった孝道が開設した学問塾の跡を示す石碑。

これらのスポットは、訪れる人々に様々なご利益をもたらすと信じられています。特に金龍水は、眼病平癒を願う人々が絶えず訪れる場所となっています。

現地情報

所在地: 京都府京都市上京区堀川通上御霊前上る扇町722-10
交通アクセス:
京都市営バス: バス停「天神公園前」下車後、徒歩すぐ
京都市営地下鉄烏丸線: 鞍馬口駅下車後、徒歩約10分

周辺情報

水火天満宮の周辺には、他にも多くの寺社仏閣や歴史的な建造物があります。足を伸ばして散策するのもおすすめです。

関連情報

生身天満宮: 京都府南丹市にある神社で、水火天満宮と同じく日本最古の天満宮と称しています。

外部リンク

水火天満宮ホームページ
水火天満宮 (suikatenjin) - Facebook - Facebook)

水火天満宮は、その長い歴史と豊かな自然に囲まれた、心安らぐ場所です。京都を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。

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