鞍馬口駅

鞍馬口駅について

鞍馬口駅（くらまぐちえき）は、京都府京都市上京区上御霊中町に位置する京都市営地下鉄の烏丸線の駅です。駅番号はK05で、京都市北区との境界に近い位置にあります。この駅は1981年5月29日に開業し、以降地域の交通を支える重要な駅となっています。また、2007年4月からはICカード「PiTaPa」を利用できるようになり、利便性が向上しました。

駅構造

鞍馬口駅は、島式ホームを持つ地下駅で、1面2線の構造になっており、改札口は1か所のみです。他の烏丸線の駅とは異なり、ホームの側壁はタイル仕上げが施されています。駅の周辺には烏丸通（国道367号）や鞍馬口通、紫明通、本法寺などの名所があり、地域の文化や歴史を感じることができます。

利用状況

2022年度の1日平均乗降人員は9,139人で、地域住民や観光客に利用されています。毎年の利用状況は安定しており、多くの人々が日常の移動手段として活用しています。

駅周辺の名所

鞍馬口駅の周辺には以下のような名所があります。

• - 上御霊神社: 地元の神社として知られ、静かな雰囲気の中で訪れる人々に親しまれています。
• - 茶道資料館: 京都の伝統的な茶道文化を学ぶことができる施設です。
• - 本法寺: 歴史ある寺院で、訪れる価値があります。
• - アークレイ京都本社: 医療分野の企業の本社があり、地域経済にも貢献しています。
• - 京都府立清明高等学校: 教育機関として地域に根ざしています。

鞍馬との関係

当駅という名称は、烏丸通と鞍馬口通の交差点である烏丸鞍馬口に由来しています。この「鞍馬口」という名称は、京の七口の一つである鞍馬口（鞍馬街道の起点）から取られたものです。ただし、駅から鞍馬地区までは北へ約10キロメートル離れており、直接アクセスするバス路線もないため、観光地である鞍馬寺などへは別の経路を利用する必要があります。烏丸線を利用する場合、国際会館駅で京都バスに乗り換えるのが一般的です。

バス路線

鞍馬口駅の近くには、烏丸鞍馬口停留所があり、かつては京都市営バスの路線が運行されていました。しかし、京都市営地下鉄の路線延伸以降は、バスはここを経由しなくなり、その後は春分の日のみの運行に縮小され、2022年には完全に廃止されています。

隣の駅

乗り換えの際には、以下の駅が隣接しています:

• - 北大路駅 (K04)
• - 今出川駅 (K06)

鞍馬口駅は、歴史的な名所や重要な文化施設が豊富な地域にあり、地域住民だけでなく観光客にとっても便利な交通拠点です。交通の便がよく、多様な施設が整っているため、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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