水玉ブリッジライン

水玉ブリッジラインについて

水玉ブリッジライン（みずたまブリッジライン）は、岡山県倉敷市の水島地域と玉島地域を結ぶ道路であり、岡山県道398号水島港唐船線の一部です。この道路は、かつて一般有料道路として利用されていましたが、2006年に無料開放されました。地元の交通の利便性や地域の活性化を促進するために、この変更が行われました。

基本情報

• - 起点: 岡山県倉敷市水島川崎通
• - 終点: 岡山県倉敷市玉島勇崎
• - 延長: 8.3km
• - 車線数: 2車線
• - 道路幅員:

- 土工部: 11.75m
- 水島大橋: 11.55m
- 玉島大橋: 10.75m

• - 総事業費: 約55億円

歴史的背景

1971年に岡山県道路公社が設立され、翌1972年から水島大橋の工事が始まりました。1977年には全線が開通し、正式に供用が開始されました。当初は「水島玉島産業有料道路」という名称で呼ばれていましたが、1994年に現在の「水玉ブリッジライン」に改名されました。この名称変更の背景には、誤解を招くことのないようにする意図がありました。実際、以前は「水玉ハイウェイ」と呼ばれ、高速道路であると誤解される恐れがあったため、改名が行われたのです。

2006年3月31日をもって岡山県道路公社は解散し、翌日の4月1日から水玉ブリッジラインは無料で通行できるようになりました。これにより、周辺地域へのアクセスが改善され、住民や訪れる観光客にとっての利便性が高まりました。

主な橋と構造物

この道路にはいくつかの重要な構造物があります。その中でも水島大橋と玉島大橋が特に重要です。

• - 水島大橋: 延長1,198mのこの橋は、倉敷みなと大橋が開通するまで水島港の最下流に架かる重要な橋でした。
• - 玉島大橋: 延長456mのこの橋は、玉島港に架かっており、この近くに源平水島合戦の古戦場跡が存在します。そのため、源平大橋とも呼ばれることがあります。

将来的な計画

水玉ブリッジラインの終点である勇崎交差点からは、国道2号バイパスである玉島笠岡道路に接続する計画が進められています。この都市計画道路（勇崎大谷線）の建設も、地域の交通の利便性を向上させることが期待されています。

結論

水玉ブリッジラインは、地域の発展に寄与する重要な交通路です。地域住民のみならず、観光客にとっても大切なアクセス路としての役割を果たし続けています。今後の整備や計画によって、さらに多くの人々に利用されることが期待されます。

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