玉島笠岡道路

玉島笠岡道路

玉島笠岡道路は、岡山県倉敷市玉島阿賀崎を起点とし、笠岡市西大島新田に至る全長13.9kmの国道2号バイパスです。この道路は、地域高規格道路である倉敷福山道路の一部を構成する自動車専用道路として計画されました。

目的

この道路の主な目的は、岡山県西部地域の通過交通を円滑に処理し、浅口市や浅口郡里庄町における慢性的な交通渋滞を緩和することです。また、地域間の連携を強化し、沿線地域の経済活性化に貢献することも期待されています。

路線データ

起点：岡山県倉敷市玉島阿賀崎（国道2号玉島バイパス接続）
終点：岡山県笠岡市西大島新田（国道2号笠岡バイパス接続予定）
延長：13.9km
規格：第1種第3級（自動車専用道路）
設計速度：80km/h
車線数：4車線

歴史

玉島笠岡道路の計画は、1970年代に岡山県道路公社による有料道路として最初に浮上しました。当初の計画では、現在の計画ルートの南側を通り、鴨方や寄島にインターチェンジが設けられる予定でしたが、採算性の問題などから見送られました。

その後、国道2号バイパスおよび地域高規格道路倉敷福山道路の一部として、国による現在の計画が策定されました。2001年には旧計画が正式に撤回され、現在の玉島笠岡道路の建設が進められることになりました。

工事はI期区間（起点～浅口金光IC）とII期区間（浅口金光IC～終点）に分けて進められ、I期区間は2015年に暫定2車線で開通しました。II期区間も建設が進められており、全線開通に向けて工事が進められています。

年表

1994年：倉敷福山道路が地域高規格道路の計画路線に指定
2001年度：I期区間事業化
2009年：II期区間事業化
2015年：玉島西IC～浅口金光IC間が暫定2車線で開通
2020年：六条院トンネル貫通
2023年：西大島トンネル貫通

道路施設

唐船高架橋
大谷東高架橋
横池高架橋
畑池高架橋
六条院東高架橋
六条院トンネル
生石川橋
西大島トンネル
西大島高架橋

今後の展望

2026年度には、浅口金光ICから笠岡東IC（仮称）までの区間が暫定2車線で開通し、全線が開通する予定です。当初は2025年度の開通を目指していましたが、一部区間での岩盤掘削に時間を要するため、開通時期が変更されました。

地理

玉島笠岡道路は、以下の自治体を通過します。

倉敷市
浅口市
浅口郡里庄町
* 笠岡市

インターチェンジなど

位置関係

(岡山方面) - 玉島バイパス - 玉島笠岡道路 - 笠岡バイパス - (福山方面)

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