水谷美月 (ヴァイオリニスト)

水谷美月は、8月21日生まれのシンガーソングライター、ヴァイオリニスト、歌手、YouTuberとして、その多彩な才能を発揮しています。大分県大分市出身で、音楽家の家系に生まれ、幼少の頃から才能教育でヴァイオリンを学びました。

ヴァイオリニストとしての活動に加え、柔道初段の資格を持ち、中学校社会科の教員免許も取得しているという異色の経歴の持ち主です。曽祖父は音楽教育家・音楽家であり児童演劇教育家としても知られる水谷しきを（水谷式夫とも表記）、大叔父はピアニストで音楽教育家、東京藝術大学名誉教授の水谷達夫という音楽一家に育ちました。

彼女のキャリアは、水谷豊主演の舞台『陽のあたる教室』でのヴァイオリン演奏の生徒役から始まりました。その後、「藤みさき+」のメンバーとしてエイベックスからメジャーデビュー。フィドル奏者の功刀丈弘に師事し、歌唱においては中島美嘉やBoAなどを手掛けるKIKI、鈴木亜美を指導する安原潔のもとで研鑽を積みました。2008年冬からは、ゲーム制作会社日本ファルコムの楽曲を演奏する老舗バンド『J.D.K.BAND』にヴァイオリン、コーラスとして参加し、数々のライブやレコーディングを経験しましたが、2018年1月に脱退しました。

2009年には、楽曲『恋文』がBS11のイメージソングに抜擢され、CD『InnerRserve』をリリース。同年12月には、浅草JAZZコンテストのボーカル部門で金賞を受賞するなど、歌唱力も高く評価されています。2013年には、BSフジ『一滴の向こう側』のテーマ曲でボーカルとヴァイオリンを担当し、岩手県一関市・骨寺村の特命大使にも就任しました。

また、2013年からは東京ヴァイオリンのメンバーとしてリーダーも務めており、BONNIE PINK|BONNIE_PINK、普天間かおり、加山雄三、影山ヒロノブ、美郷あき、高梨康治など、数多くのアーティストのレコーディングやライブサポートも行っています。クラシック音楽を基盤としながらも、ポップス、ロックなど幅広いジャンルで活躍しています。

2013年5月からはYouTubeチャンネルでの活動も開始し、YouTuberとしても活躍しています。自身のチャンネルでは、ヴァイオリン以外の楽器であるチェロやギターにも挑戦し、本格的なお菓子作りなどの動画も公開しています。特に、2014年から続く視聴者からの相談や質問に答える人生相談コーナーは300回を超え、女性ヴァイオリニストが相談に乗るというスタイルが話題を呼び、ラジオやテレビ番組でも取り上げられました。2018年には、ファーストアルバム『ぼくの宝物』をリリースし、アルバム収録曲である『ぼくの宝物』はWALLOP放送局の番組テーマ曲に起用されました。

テレビやラジオ、映画への出演も多数あり、文化放送『Suono Dolce』やNHK FM『サタデーホットリクエスト』などに出演。また、映画『無花果の森』ではオーケストラメンバーとして出演するなど、多岐にわたるメディアで活躍しています。2019年からは、WALLOP放送局で初の冠番組『水谷美月のMusic Moon』が放送開始され、現在も精力的に活動を続けています。

水谷美月は、音楽家としての卓越した才能に加え、教育者としての側面、そしてYouTubeを通じた発信力で、多方面から注目を集めるアーティストです。

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