水野美紀

水野 美紀

水野美紀（みずの みき、1974年6月28日生まれ）は日本を代表する女優で、三重県四日市市出身、現在はオフィス・モレに所属している。彼女は演劇ユニット「プロペラ犬」の主宰者であり、夫は俳優兼イラストレーターの唐橋充である。水野の多彩な才能は、演技だけではなく、デザインや文筆活動にも及ぶ。

生い立ちと背景

水野美紀は香川県で生まれ、血液型不適合妊娠を経て奇跡的に一命を取り留めたという厳しい運命を持つ。彼女は三重県で小学5年生まで過ごした後、福岡県福岡市に移住。中学卒業後には東京に上京し、演技の道に進むことを決意した。小学6年生の時に『ガラスの仮面』に触れ、舞台に対する憧れが芽生え、友人の父が経営する道場で少林寺拳法を習うことでアクションの技能を磨いた。

芸能活動のスタート

彼女のキャリアは中学1年生の1987年に「第2回東鳩オールレーズンプリンセスコンテスト」での準優勝から始まる。このコンテストをきっかけに、彼女は芸能事務所にスカウトされ、モデルやCM出演を経て東京へ上京。主なbreakthroughは1992年に放送されたコーセーのCMで、彼女のセリフ「ねェ、チューして」が話題となり、新語・流行語大賞に輝いた。また、同年には歌手としてのデビューも果たしている。

女優としての成功

水野はアクション作品に特に秀でており、立ち回りやアクションシーンは吹き替えなしで演じることができる。1997年には『踊る大捜査線』シリーズに出演し、広く世代を超えて認知されるようになった。後には『女子アナ。』での連続ドラマ初主演を果たし、以降は女優としての地位を確立。

結婚と私生活

2016年には唐橋充と結婚し、2017年に第一子を出産。出産時は和室での特異な方法を選んだと報告、おかげで多忙な日々の中でも母親としての役割を果たす。

映画と舞台での活躍

映画『恋の罪』では急進的な役柄に挑戦し、初めてのフルヌードシーンを経験した。演劇ユニット「プロペラ犬」を設立し、その活動を通じて脚本・演出も手がけるようになった。彼女は自身を「女優、文筆家、デザイナー」と区分し、それぞれに活動しているのだ。特にデザイン業ではカバン中心のブランドTHIRD FACTORYを立ち上げ、数多くの作品を発表している。

幅広い活動

水野は映画やテレビドラマだけでなく、舞台製作やカバンのデザインまで幅広い分野で活躍しており、特にアクション系の役柄に強みを持つ。同時に文筆活動も行い、その体験を本として発表するなど、女優としての枠を超えた包括的な表現を行っている。彼女の魅力は多岐にわたり、これからの人生の歩みにも期待が寄せられている。

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