氷見市潮風ギャラリー

氷見市潮風ギャラリー

氷見市潮風ギャラリーは、富山県氷見市に位置する漫画家藤子不二雄Ⓐの作品をテーマにしたミュージアムです。この施設は、地域資源を活かした「藤子不二雄Ⓐまんがワールド」の中心点として機能しており、地元の特産品や関連グッズが豊富に取り揃えられています。

沿革

このギャラリーの開業は2007年10月までさかのぼります。当初、旧北陸銀行氷見北支店をリノベーションして開所され、地域の活性化を目指しました。開業時には、まちづくり氷見による運営が始まりましたが、最初は「ギャラリー」とした位置づけで、藤子不二雄Ⓐに焦点を当てた展示は限られていました。

藤子不二雄Ⓐが生まれ育った地を利用して、光禅寺と比美町商店街周辺には多くの関連施設が整備され、「忍者ハットリくんカラクリ時計」や「まんがロード」などが観光スポットとなっています。2015年度からは、これらの施設を「氷見市藤子不二雄Ⓐまんがワールド」として統合し、さらなる発展を目指しました。特に、同年8月には大規模なリニューアルが行われ、展示内容がリニューアルされ、藤子不二雄Ⓐのアートコレクションが主役となりました。

2016年からは北日本新聞が運営しており、開業10周年の2017年には特別なイベントが開催されました。また、2018年には「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」にも選定され、その後の発展が期待されています。2021年には富山新聞が管理者となり、作品に関連した新しい展示も増えました。

施設の特徴

このギャラリーは2階建てで、1階には藤子不二雄Ⓐ作品の幅広い展示が楽しめます。「怪物くん」や「忍者ハットリくん」の全ページを見られるコーナーや、氷見が舞台の作品も取り扱っています。展示物は高品質なデジタルアートプリントで仕上げられ、作品の魅力を引き立てています。また、入り口には大迫力の立体像や大型原画が特別展示されています。

2階にはデジタルまんがスクリーン、まんが図書館、ミラクルまんがアートコーナー、記念写真コーナーが設けられています。特にデジタルまんがスクリーンは、キャラクターと対話できる新たな体験を提供しています。また、まんが図書館では約1000冊の作品があり、デジタルコミックを楽しむことも可能です。

利用案内

開館時間は10:00から17:00までで、年末年始（12月29日から1月3日）は休館日となっています。料金は一般が200円で、中高生以下や障害者は無料です。

アクセス

アクセスは、JR氷見線の氷見駅から徒歩約15分、またはバス利用です。車の場合、氷見ICから約10分で到着でき、駐車場も完備されています。地元の文化や漫画を楽しむ絶好のスポットとして、多くの訪問者を迎えています。

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