氷見駅

氷見駅について

氷見駅（ひみえき）は、富山県の氷見市伊勢大町一丁目に位置し、JR西日本の氷見線の終着駅です。この駅は、地域の交通の中心であり、長い歴史を持っています。

歴史

氷見駅の開業は1912年（大正元年）9月19日であり、中越鉄道の島尾駅から延伸して設けられました。当初、駅の設置場所を巡る議論があり、氷見町議会は港の近く、御蔵下に建設すべきと提案していましたが、氷見郡役所は安価で取得可能な湊川近隣を推奨しました。最終的には、湊川西岸の朝日町に決定されたものの、路線が市街地を横断するため町民から反対があり、仮の停車場として伊勢町に開業することとなりました。これは1915年の仲介を経て、正式に本停車場として認定されるまでの経緯を経ています。

その後、氷見駅は国有化され、1930年には軽便鉄道から氷見線に改称されました。1987年には国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅に移行しました。近年の2016年には駅周辺の整備が完了し、新たな公共施設が設置されました。

駅構造

身近な地上駅で、頭端式ホームを1面に持つ氷見駅ですが、実際の運行は1線（1番線）のみで、2番線は使用されていません。北陸広域鉄道部が管理しており、観光案内所も併設されています。また、接近メロディには「デイドリーム・ビリーバー」が使用され、旅客サービスの一環として親しまれています。

夜間は最終列車が高岡駅に回送になるため、滞泊は行われません。

貨物取扱

残念ながら、駅での貨物取扱は1978年に廃止されています。しかし、かつては数つの専用線が利用され、輸送に重要な役割を果たしていました。

利用状況

氷見駅の利用者数は、富山県の統計データによれば、近年の1日平均乗車人員に反映されています。地域の主要な交通手段としての役割を持つこの駅は、氷見市の発展にも寄与しています。

駅周辺

駅の周辺には、さまざまな施設が存在し、氷見市立朝日丘小学校や南部中学校、さらには氷見市立博物館などがあります。また、国道415号沿いには漫画『怪物くん』のキャラクター像が4体設置されており、訪れる人々の目を引いています。

隣の駅

• - 氷見線: 島尾駅 - 氷見駅

氷見駅は地域の核として重要な地点であり、多くの人々に利用されています。歴史あるこの駅は、今後もその役割を果たし続けるでしょう。

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