永江二朗

永江二朗（ながえ じろう）は、1979年2月2日生まれの日本の映画監督、脚本家です。兵庫県神戸市出身で、旭川市立大学経済学部、神戸国際大学経済学部を経て、シナリオ・センター大阪校を卒業しました。映画監督としてデビューする前は、森岡利行、寺内康太郎、室賀厚といった監督の作品で助監督を務め、映画制作の現場で経験を積みました。

2011年にホラー映画『2ちゃんねるの呪い 劇場版』で監督デビューを果たしました。その後も、『こっくりさん 劇場版』、『骨壷』といったホラー作品を手がける一方で、『たいむすりっぷメガネ』のようなSFコメディや、『心霊写真部 劇場版』といった青春ミステリーも監督するなど、ジャンルにとらわれない幅広い作品を手がけています。また、人気漫画の実写化作品である『トモダチゲーム 劇場版』シリーズでは、監督だけでなく脚本も担当し、その才能を発揮しました。

近年では、『真・鮫島事件』や『きさらぎ駅』といったネット発の都市伝説を題材にした作品や、『リゾートバイト』のような現代社会を反映した作品も手がけています。これらの作品では、現代の若者たちの心理や社会問題を巧みに描き出し、観客からの共感を呼んでいます。

永江二朗は、映画監督としてだけでなく、脚本家としても活躍しています。特にテレビドラマの脚本を多く手がけており、時代劇からミステリーまで、幅広いジャンルの作品でその才能を発揮しています。

主な監督作品
『2ちゃんねるの呪い 劇場版』(2011年)
『こっくりさん 劇場版』(2011年)
『骨壷』(2012年)
『たいむすりっぷメガネ』(2013年)
『隙間女 劇場版』(2014年)
『心霊写真部 劇場版』(2015年)
『いしゃ先生』(2016年)
『トモダチゲーム 劇場版』(2017年)
『トモダチゲーム 劇場版 FINAL』(2017年)
『ダウト〜嘘つきオトコは誰?〜』(2019年)
『真・鮫島事件』(2020年)
『きさらぎ駅』(2022年)
『リゾートバイト』(2023年)

主な脚本担当作品
『隙間女』（赤間つよしとの共同脚本）
『トモダチゲーム』（テレビドラマ、映画ともに）

主なテレビドラマ脚本担当作品
『博多ステイハングリー シーズン1』(2014年)
『松本清張ミステリー時代劇』(2015年)
第六話『山椒魚』
第七話『逃亡』
第十話『雨と川の音』
『山本周五郎人情時代劇』(2015年-2016年)
第三話『釣忍』
第十二話『めおと蝶』
『男と女のミステリー時代劇』(2016年)
第三話『万引き』
第七話『婿入り試験』
第十話『深川お初』
『トモダチゲーム』(2017年)
『山本周五郎時代劇 武士の魂』(2017年)
第二話『晩秋』
第五話『山茶花帖』
第六話『五十三右衛門』
第十二話『失蝶記』

受賞歴
山本周五郎人情時代劇「めおと蝶」にて2016年度民放連盟賞ドラマ部門優秀賞を受賞（2016年）。

永江二朗は、今後も様々なジャンルの作品で、観客を魅了していくことでしょう。

外部リンク
* 永江二朗 (@eijigumi) - X（旧Twitter）

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