永遠にともに/Million Films

シングル『永遠にともに/Million Films』の全貌

コブクロの10作目のシングル『永遠にともに/Million Films』は、2004年10月14日に発売されました。本作は、前作「DOOR」から約5か月ぶりのリリースであり、コブクロにとって初のセルフプロデュース作品となっています。このシングル以降、コブクロはすべてのシングルおよびアルバムを自身でプロデュースすることになります。

人気の証

「永遠にともに」はオリコンランキングTOP10に約3年半ぶりに返り咲き、特に結婚式の楽曲として多くの人々に支持されるようになりました。この曲は99週間にわたりチャートに留まり、コブクロのシングルの中で最も長いロングヒット記録を樹立しました。シングルの初回限定盤にはエレクトーンやピアノ向けの楽譜、さらに小渕の手書き風ギターコード譜も含まれており、ファンにはうれしい特典となっています。

また、シングルの収録曲は実質的に3曲A面として扱われていますが、第三曲の「ここから」はあまり紹介されることがありません。このため、ベストアルバム『ALL SINGLES BEST』にも収録されているのは表記された2曲だけです。

ミュージックビデオとその影響

『永遠にともに』のミュージックビデオは松本剛が監督を務めており、ブルーバック合成やモーション・コントロール・カメラなど、コブクロの他の作品とは一線を画した映像表現が印象的です。2005年3月には、テレビ番組『音楽戦士 MUSIC FIGHTER』の企画により、コブクロが生演奏した映像も放映され、多くの注目を集めました。

ドラマ化と披露宴でのパフォーマンス

このシングルにちなんだ同名のドラマが2006年にテレビ朝日で放送され、その人気に拍車をかけました。さらに、2007年には関西地方で放送された陣内智則と藤原紀香の結婚披露宴の中で、陣内が「永遠にともに」をピアノを用いて演奏したことも話題になり、その結果オリコンチャートに再登場することとなりました。

楽曲の詳細

主な収録曲

1. 永遠にともに
NHK「みんなのうた」でも使用されたこの曲は、小渕が友人の結婚式のために短期間で作り上げたものです。友人はコブクロのコンサートスタッフで、結婚式で小渕が一人でこの曲を歌う様子が、後にDVD「LIVE!GO!LIFE!」に収められています。

2. Million Films
この曲はNTT西日本の電報のイメージソングとしても使用されており、その後、カルビーポテトチップスや関西電力のCMソングにも選ばれました。

3. ここから
コブクロがパーソナリティを務めていたラジオ番組の最終回を記念して制作された楽曲です。

4. インストゥルメンタルバージョン
シングルには各曲のインストゥルメンタルバージョンも収録されています。

影響を与えたカバー

「永遠にともに」は数々のアーティストにカバーされています。たとえば、武田雅治が2006年にリリースした「恋歌〜THE LATEST J-LOVE BALLAD HITS COLLECTION〜」や、美吉田月のアルバム「pure flavor #2〜key of love〜」などで再解釈されています。

まとめ

『永遠にともに/Million Films』は、コブクロにとって重要なマイルストーンとなった作品であり、多くの人々に感動を与え続けています。結婚式での定番曲として定着したこの楽曲は、今後も多くの祝福の場で歌われていくことでしょう。

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