汐留ビルディング

汐留ビルディング

汐留ビルディングは東京都港区海岸に位置する複合ビルで、オフィスと商業スペースを併せ持ちます。汐留地区には名称が似た「東京[[汐留ビルディング]]」がありますが、別の建物であり、距離も離れていますので混同には注意が必要です。

概要

このビルの開発資金は、ノンリコースローンとエクイティ出資の手法を採り入れ、東急不動産、三菱地所、三井物産、平和不動産が関与しました。プロジェクトマネジメント業務は、東急不動産と三菱地所が共同で行い、2008年以降ジャパンリアルエステイト投資法人がビルの準共有持分を取得し、2017年までに55%の持分を保持することになりました。

また、汐留ビルディングは「汐留シオサイト」と呼ばれる大規模な再開発エリアの最終大型物件であり、汐留駅からは少し距離がありますが、浜松町駅前に位置するため、シオサイトの南の玄関口とも言える存在です。周辺には汐留芝離宮ビルディングや文化放送本社、JR東日本アートセンター自由劇場などの文化施設が点在しています。

アクセスとデザイン

シオサイト地区は歩行者専用のペデストリアン・デッキで繋がれており、隣接する汐留芝離宮ビルからはブリッジが架けられて直結しています。ビルのエントランスには2階レベルでアクセスできる設計がされています。

1階と2階には「浜松町近くの新たなグルメスポット」をテーマにした「ハマサイト・グルメ」という飲食物販サービス街が広がっています。4階から24階までは主にオフィスフロアとなっており、無柱空間の広さは、幅100m、奥行き25m、そして1フロアの有効面積は約3500㎡に達します。

また、敷地面積の約半分を占める緑地空間の整備も注目されており、多様な植栽や壁面緑化、透水性舗装が施されています。さらに、水景や屋上緑化などの施策がいくつも取り入れられており、ビル全体で環境負荷の低減を目指しています。

デザイン面では「出会いを生み出す空間」をテーマに据え、緑道や庭園を意識した計画がなされています。豊かな緑と潤いのある風景が広がるビル周辺は、訪れる人々にとって心地よい環境となっています。

主なテナント

汐留ビルディングには様々な企業が入居しています。主なテナントには、TOTO東京汐留事業所、プロネクサス本社、ロート製薬東京支社、LTTバイオファーマ本社、システナ本社、扶桑社・育鵬社が含まれています。各企業が入居することにより、ビルの多様性と活気が一層増しています。

アクセス

交通の利便性も十分で、JR「浜松町駅」の北口または都営浅草線「大門駅」のB1出口からは徒歩約3分の距離にあります。勤務地としても购物施設としても、多くの人々に利用される汐留ビルディングは、今後も注目され続けることでしょう。

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