汐留メディアタワー

汐留メディアタワーについて

汐留メディアタワー（しおどめメディアタワー）は、東京都港区東新橋にある超高層ビルで、一般社団法人共同通信社の本社が入居しています。このビルは1999年に建設が始まり、2003年に完成しました。地上34階、地下4階で構成され、ビルの上層部には宿泊特化型の「パークホテル東京」が設置されています。

建設の経緯

汐留メディアタワーの建設は、汐留シオサイトに新しい本社ビルを作るためのプロジェクトとして始まりました。1999年に設計業者が鹿島建設に決まり、2000年に着工。3年後の2003年には竣工を迎え、同年9月にパークホテル東京が開業しました。このタワーは、汐留地区の中心に位置し、周辺環境と調和した設計がなされています。

建物の特徴

汐留メディアタワーの特徴の一つは、オープンなアトリウムです。地下4階から地上34階にかけての開放的な空間は、交通機関の高架に合わせた高さでデザインされており、ゆりかもめの車両の天井に見合った設計となっています。このアトリウムは「ニュースアート」と題され、最新のニュース配信や、共同通信社の業務を紹介する企画展が行われ、一般に公開されています。

中層の6階フロアは、中央に吹き抜けがあり、開放的な階段で各フロアがつながっています。これにより、報道フロアとしての一体感をもたらしています。また、ビルの高層部にはパークホテル東京があり、客室は外部に向かって配置されており、眺望の良さが特徴です。加えて、ホテル内部には東京最大級の大規模アトリウムが設けられています。

プロジェクトマネジメント

汐留シオサイトのE街区の開発プロジェクトは、三井不動産が担いでいます。このプロジェクトでは、汐留メディアタワーに先立つ他のビルの配置計画等も手掛けており、その成功を支えています。また、竣工後のプロパティマネジメントも三井不動産が担当しています。

テナントについて

汐留メディアタワーには、様々なテナントが入居しています。共同通信社は5階から23階を占めており、他にもAP通信社や聯合ニュースの東京支局があります。また、1階には「News Art フォトオアシス」や「News Art Cafe」、「News Art ギャラリーウォーク」などのアート関連の施設があります。これにより、訪れる人々にニュースとアートの融合を体験する機会を提供しています。

受賞歴

汐留メディアタワーは、そのデザインと機能性が評価され、2003年には照明普及賞の優秀施設賞を受賞しました。また、第46回BCS賞及び2004年度の第17回日経ニューオフィス賞のニューオフィス推進賞も獲得しています。

汐留メディアタワーは、ビジネスとアートが交差する場所として、多くの人々に支持されており、汐留エリアの発展に寄与しています。

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