江之島水泳場

江之島水泳場の概要

江之島水泳場（えのしますいえいじょう）は、静岡県浜松市南区にかつて存在していた市営の水泳施設です。ここは遠州灘海浜公園内に位置し、屋内と屋外のプールを備えていました。特に屋外には50メートルの競技用プールがあり、飛び込み用のプールも設けられていました。残念ながら、2021年に閉鎖され、その歴史に幕を下ろしました。

沿革

この水泳場は、1970年9月1日に浜松市制60周年記念事業のひとつとして「浜松市屋内温水プール」として開場されました。特筆すべきは、隣接する浜松市南部清掃工場から生じる余熱を利用して温水プールが設置された点です。温水プールの開場は、多くの市民にとって魅力的な施設となりました。

その後、1979年には屋外水泳場が完成し、夏場には多くの人々が利用しました。2012年の夏には、老朽化が進んだ屋内水泳場が閉鎖され、その代替施設として古橋廣之進記念浜松市総合水泳場が設立されました。しかし、2013年からは江之島水泳場の利用が無料開放され、多くの市民に親しまれる場となりました。

最終的に、2021年8月31日に江之島水泳場は閉鎖され、多くの人々の記憶の中にその名を刻みました。

施設の詳細

江之島水泳場は、浜松市南区江之島町1197に位置していました（閉鎖当時の住所）。具体的には、北緯34度39分38.7秒、東経137度45分12.1秒に所在しています。施設内には、以下のようなプールが設けられていました。

• - 屋外25mプール：7コース、深さが約1.1mから1.2mの範囲で、競技や練習に適していました。
• - 屋外児童プール：深さは0.1mから0.6mと浅く、子どもたちが安心して遊べる環境が整えられていました。

大会やイベントについて

江之島水泳場は、浜松市内の小中学校の水泳大会の多くが開催される場所でもありました。特に、浜松市小学校体育連合が主催する「30分間回泳」は、児童の泳力向上を目的とした大会で、多くの学生が参加しました。水泳大会は年中行事として多くの生徒や保護者に親しみを持たれていました。

アクセス

江之島水泳場へのアクセスは非常に便利で、浜松駅バスターミナルの6番ポールから「三島 江之島」行のバスに乗車し、「江之島アーチェリー場」バス停で下車すれば、すぐ近くに到達することができました。広々とした環境にあり、多くの人々が集まっていた水泳場として、地域において重要な役割を果たしていた施設です。

江之島水泳場の存在は、浜松市の皆さんにとってとても大切な思い出となり、多くの人々に愛されてきた場所でした。

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