江島一彦

江島一彦（えじま かずひこ）

日本の財務官僚。現在は関税局長を務めている。

来歴

東京都出身。麻布高等学校を経て、東京大学文科一類に入学。東京大学法学部を卒業後、1990年に大蔵省（現財務省）に入省した。国際金融局調査課に配属され、最初に取り組んだのは日米構造問題協議であった。当時、日米間の重要な政治問題であったこの協議において、江島は窓口課で主に書類配布業務を担当した。

その後、運輸省（現国土交通省）に出向し、運輸政策局総合計画課総合交通係長として、鉄道駅のバリアフリー化予算要求を担当した。上司と共に、関係各所への丁寧な説明を繰り返したという。

1995年7月には伊勢崎税務署長に就任。課長補佐時代からは、主に主税局を中心に勤務し、三位一体改革の一環である税源移譲の制度設計に携わった。

2014年7月9日、主税局調査課長に就任。2015年7月9日には主計局主計官（総務課（企画担当））となった。2018年7月23日には主計局付となり、同年7月27日には大臣官房文書課長に就任。2019年7月5日には内閣官房内閣審議官（内閣官房副長官補付）として、一億総活躍や働き方改革などを担当した。

2020年7月20日、大臣官房審議官（主税局担当）に就任。2022年6月24日には財務総合政策研究所長兼会計センター所長に就任した。2023年7月4日、関税局長兼税関研修所長に就任し、現在に至る。

略歴

1990年：大蔵省入省
1995年7月：伊勢崎税務署長
2014年7月9日：主税局調査課長
2015年7月9日：主計局主計官（総務課（企画担当））
2018年7月27日：大臣官房文書課長
2019年7月5日：内閣官房内閣審議官（内閣官房副長官補付）
2020年7月20日：大臣官房審議官（主税局担当）
2022年6月24日：財務総合政策研究所長兼会計センター所長
* 2023年7月4日：関税局長兼税関研修所長

江島一彦は、大蔵省入省以来、税制、予算編成、政策立案など、幅広い分野でその能力を発揮してきた。特に、税源移譲や働き方改革といった重要な政策においては、中心的な役割を担い、日本の財政政策に大きく貢献していると言えるだろう。

財務官僚としての経験に加え、内閣官房での勤務経験も有しており、省庁間の連携や、政策実現のための調整能力にも長けていると考えられる。今後の活躍も期待される人物である。

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