江木畠悠加

江木畠 悠加（えぎはた はるか）

ジャパンラグビーリーグワンに所属するヤクルトレビンズ戸田のプロラグビーユニオン選手です。2002年12月14日生まれ。

略歴

高校時代

江木畠悠加選手は、大分県立大分舞鶴高等学校に入学し、高校ラグビーのキャリアをスタートさせました。高校ではフォワードのポジションであるフランカーとしてプレー。高校2年次の春には、チームの一員として全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会に出場を果たし、全国大会という大きな舞台で経験を積みました。

大学時代

高校卒業後、江木畠選手はラグビーの強豪として知られる立命館大学へ進学しました。大学でもフランカーとしてプレーを続け、入学後の1年次から関西大学春季トーナメントなどに出場し、早期から試合経験を積みました。大学での高レベルな環境でのトレーニングと実戦を通じて、選手として着実に成長を遂げていきました。

しかし、大学2年次の最終戦となった関西大学との試合中、江木畠選手は右足の腓骨を損傷するという大きな怪我に見舞われました。この怪我は、彼のラグビーキャリアにおいて重要な転換点となります。長期にわたる辛いリハビリ期間を経て、グラウンドに戻ることができたのは大学3年次の夏でした。怪我からの復帰とほぼ同時に、彼はポジションをフォワード最前列を担うプロップへと変更するという大きな決断をしました。フランカーとして培った機動力や運動能力に加え、プロップとして必須とされるスクラムでの力強さや、近距離での激しいコンタクトプレーの技術など、新たなポジションで求められるスキルの習得に集中的に取り組みました。

ポジション転向後の江木畠選手の努力は、大学最終学年である4年次に実を結びます。彼は公式戦において、先発プロップとしてチームのスクラムを支える重要な役割を担うまでになりました。異なるフォワードのポジションで活躍できたことは、彼のラグビー選手としての適応力とポテンシャルの高さを示すものでした。

プロ入り

立命館大学での4年間で貴重な経験と成長を遂げた江木畠選手は、卒業後、プロラグビー選手としての道を歩むことを決意しました。2025年4月2日、彼は自身がジャパンラグビーリーグワンに所属するヤクルトレビンズ戸田へ正式に加入したことを発表しました。大学時代に培った豊富な経験、特にフランカーとプロップという異なるポジションで磨いた多様なスキルを武器に、国内最高峰のトップリーグという新たな舞台での活躍が期待されています。

今後の展望

高校・大学での経験を経て、特に大学時代の怪我とポジション転向という困難を乗り越えた江木畠選手。その経験は、プロの世界でタフに戦っていく上での強固な基盤となるでしょう。ヤクルトレビンズ戸田の一員として、フランカー時代の運動量とプロップとしてのフィジカルを兼ね備えた選手として、チームに新たな活力を吹き込むことが期待されています。ジャパンラグビーリーグワンという国内最高峰の舞台で、彼がどのようなプレーを見せ、チームに貢献していくのか、今後の活躍から目が離せません。

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