江花正直

江花 正直（えばな まさなお）

1977年6月12日、宮城県に生まれる。プロ野球、東京ヤクルトスワローズに所属するブルペン捕手。

経歴

地元の仙台市立仙台高等学校を卒業後、東北福祉大学社会福祉学部へと進学した。大学を卒業した2000年に、ブルペン捕手として東京ヤクルトスワローズへ入団。現在に至るまで、長きにわたりチームを陰で支え続けている。

高校時代は、後にオリックス・バファローズでプレーした太田敦士氏とバッテリーを組んでいた。また、東北福祉大学時代には、同期に近鉄バファローズで投手として活躍した奈良将史氏、1年下には横浜ベイスターズや福岡ソフトバンクホークスで活躍した吉見祐治氏らが在籍していた。

プロ野球における活動

ヤクルトスワローズでは、ブルペン捕手として主に試合前の練習や、ベンチでの投手の準備、調整相手を務めている。投手陣が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、日々の練習や遠征に帯同し、彼らのコンディション維持や技術的なサポートを行っている。表舞台に立つ機会は少ないが、チームにとって欠かせない重要な役割を担っている。

背番号については、入団当初の2000年から2007年までは「92」を着用していた。2008年からは現在の「100」に変更し、長年この番号と共にチームに貢献している。

国際大会への参加

2017年に開催された第4回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）では、野球日本代表「侍ジャパン」のチームスタッフとして派遣され、日の丸を背負う選手たちのサポートを行った。この国際的な舞台での経験は、自身のキャリアにおいても貴重なものとなった。

人物・愛称

名前の「正直（まさなお）」が、一般的に「しょうじき」と読めることから、球団のマスコットキャラクターであるつば九郎からは、親しみを込めて「しょうじきにぃさん」と呼ばれている。球団内外からその人柄が慕われていることを示すエピソードと言えるだろう。

ブルペン捕手という、チームの勝利に不可欠でありながらもあまり注目されることのないポジションで、長年にわたり献身的に職務を全うしている。これからも東京ヤクルトスワローズの投手陣を支え、チームの躍進に貢献していくことが期待される。

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