江辺駅

江辺駅

江辺駅は、大韓民国ソウル特別市広津区九宜3洞に所在する、ソウル交通公社が運営する地下鉄2号線の駅です。この駅には、近接する主要なバスターミナルを示す「東ソウルターミナル」という副駅名が付与されており、駅番号は214番が割り当てられています。

駅構造

当駅は地上部に構築された高架駅であり、線路を挟んで向かい合う形の相対式ホームが2面と、それぞれに1線ずつの合計2線を有しています。旅客の安全確保のため、ホームには可動式ホーム柵（スクリーンドア）が設置されています。この設備は、韓国国内において試験的な設置を除けば、本格的な運用が始まった初期の事例の一つとして知られています。

駅施設

駅構内には、乗降客が利用できる改札口が2ヶ所設けられています。これらの改札口は、駅のコンコース（改札内通路）を通じて互いに行き来できるようになっています。化粧室については、駅の改札外に位置しており、駅利用者に限らず、周辺施設を利用する人々もアクセスしやすい構造となっています。駅の地上への出入口は全部で4ヶ所あり、それぞれ1番から4番までの番号が付けられています。これにより、駅周辺の様々な方向へスムーズに移動することが可能です。

のりば

ホームに発着する列車に対する案内において、特に番号による区別は行われていません。

利用状況

江辺駅の利用状況については、近年の一日平均の乗降人員数の推移がデータとして記録されています。これは、駅の利用動向が継続的に把握されていることを示しています。

駅周辺

江辺駅の周囲は、特に「東ソウル総合ターミナル」を中心とした活気のあるエリアです。この巨大なバスターミナルは駅と直結しており、国内外からの多くの人々が行き交います。駅周辺には、大型の商業施設や娯楽施設が集積しており、代表的なものとして家電製品やIT関連商品などを扱うテクノマート、日用品や食料品を豊富に取り揃えるロッテマート、そして最新の映画を鑑賞できるCGV江辺などがあります。また、地域の教育機関であるソウル九南初等学校やソウル広津学校も近くに位置しています。

交通アクセスに関しては、漢江沿いを走る主要幹線道路である江辺北路や、漢江の対岸に位置するオリンピック大路へのアクセスが便利です。その他、宿泊施設として東ソウルホテル、温浴施設である江辺スパランド、リラックスできる市民公園、そして美しい漢江（蚕室鉄橋付近）も駅からの徒歩圏内にあり、多様なニーズに応える環境が整っています。

歴史

江辺駅は、1980年10月31日に営業を開始しました。これはソウル交通公社2号線の開業初期における重要な節目の一つです。開業から時を経て、駅の安全性向上策が進められ、2006年6月6日には可動式ホーム柵の運用が開始されました。

隣の駅

ソウル交通公社2号線における、江辺駅の隣接駅は以下の通りです。

九宜駅 (駅番号213) - 江辺駅方面
蚕室ナル駅 (駅番号215) - 江辺駅方面

その他

江辺駅は、「韓国の鉄道駅一覧」といったリストで参照される駅の一つです。より詳細な情報や駅に関する画像は、ソウル交通公社の公式ウェブサイト（朝鮮語版）やウィキメディア・コモンズの関連カテゴリなど、外部の情報源で確認することができます。

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