江迎鹿町駅

江迎鹿町駅：歴史と地域の変化を語る駅

江迎鹿町駅は、長崎県佐世保市鹿町町深江に位置する松浦鉄道西九州線の駅です。かつては急行「平戸」が停車するなど、交通の要所として機能していました。

歴史

1939年（昭和14年）1月25日：鉄道省伊万里線の江迎駅として開業。
1945年（昭和20年）3月1日：松浦線全通に伴い国鉄松浦線の駅となる。
1982年（昭和57年）11月15日：貨物取扱廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により九州旅客鉄道（JR九州）松浦線の駅となる。
1988年（昭和63年）4月1日：松浦鉄道への転換に伴い、江迎鹿町駅に改称。同時に無人駅化。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅で、無人駅です。定期券や回数券は、駅の近くにある西肥バス江迎バスセンターで購入できます。

国鉄時代からの木造駅舎は、一部解体されて縮小されましたが、2005年には地元の鹿町工業高校の生徒によって整備され、壁面が白、柱が緑色に塗られました。2009年には駅舎脇のトイレが建て替えられ、同時に駅舎の化粧直しが行われています。

ホームへは構内踏切で連絡します。駅舎横には別にトイレが設けられています。

かつては待合室の一部を改装したレストランがありましたが、閉店後、2008年4月よりラーメン店が入居。その後、2018年5月には「鉄路喫茶874（はなよ）」がオープンし、カレーや日替わり定食を提供しています。

2024年3月には、駅名標が漢字表記に改められ、サブ駅名として「鹿町工業高等学校最寄り駅」が追加されました。

のりば

のりば	路線	方向	行先
:-	:-	:----	:---
1	西九州線	上り	佐世保方面
2	西九州線	下り	松浦、伊万里方面

利用状況

1日平均乗車人員は以下の通りです。

（省略）

駅周辺

駅舎は江迎川を挟んで佐世保市江迎地域の中心街側に建てられており、かつては「江迎駅」を名乗っていました。駅前には西肥バスの車庫と乗務員宿舎があり、バス停も駅前に移転しています。

隣の駅

松浦鉄道

■西九州線

すえたちばな駅 - 江迎鹿町駅 - 高岩駅

千灯籠まつり

毎年8月23・24日には、佐世保市江迎地域の中心部で千灯籠まつりが開催され、多くの観光客が江迎鹿町駅を利用します。祭り開催日には駅に職員が派遣され、花火大会終了後には臨時列車が運行されます。

江迎鹿町駅は、地域の歴史とともに歩み、人々の生活を支える駅として、これからもその役割を果たし続けるでしょう。

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