池内泰明

池内泰明のプロフィールと経歴

池内泰明（いけうち やすあき）は、1960年1月12日に福島県郡山市で生まれたバスケットボール選手及び指導者です。現役時代にはフォワードとして活躍し、現在は拓殖大学オレンジクラッシャーズのヘッドコーチを務めています。

学生時代

福島県立郡山商業高等学校から拓殖大学へ進学した池内氏は、学生時代からその才能を発揮しました。在学中には1979年と1981年のユニバーシアードに出場し、さらには3年次には全日本のメンバーにも選ばれ、アジア選手権にも参加するなど、顕著な成績を残しています。彼の活躍は国内外で評価され、1982年にはアジア大会で銅メダルを獲得し、主将としてチームを牽引しました。

プロキャリア

卒業後、1982年に住友金属に入社し、プロのバスケットボール選手として活動を開始しました。池内氏はここで1試合において40得点を記録するなど目覚ましい活躍を見せ、岡山恭崇選手と共に住友の黄金時代を築きました。彼は日本リーグでは新人賞や優秀選手賞を7回受賞し、フリースロー賞も2回獲得するなど、個人のタイトルも数多く持っています。16年間のプロキャリアを経て247試合で3,598得点を記録し、その後、住友金属の休部とともに選手生活を終えました。

指導者としての歩み

引退後は筑波大学の大学院で学びながら、母校である拓殖大学のコーチとして指導を始めます。教え子の一人には同じ福島県出身の渡邉拓馬選手がいます。さらに、B代表チームのコーチやユニバーシアード男子、U-24男子のヘッドコーチも務め、若手選手の育成や国際舞台での経験を重ねました。

2004年には拓殖大学のヘッドコーチに就任し、以降は学校のバスケットボールプログラムを発展させるために力を注いでいます。池内氏は教え子たちにバスケットボールのスキルや戦略を的確に伝えることに定評があり、選手たちからも信頼を寄せられています。また、NHKのバスケットボール解説者としても活動し、その知識と経験を活かして、視聴者にバスケットボールの魅力を伝えています。

著作

池内氏は自身の経験を基にいくつかのDVDを制作しています。例えば、2010年にリリースされた『シュート5（ファイブ）』や、2009年の『バスケットボールの戦略と戦術』、さらには2016年の『拓殖大学オレンジクラッシャーズのオフェンス&ディフェンスドリル』など、多岐にわたる内容が収録されています。

池内泰明氏は、選手としての経験だけでなく、指導者としての貴重な知見を持つ偉大な人物です。彼の今後の活躍にも期待が寄せられます。

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