渡邉拓馬

渡邉 拓馬（わたなべ たくま）

渡邉拓馬は1978年10月7日生まれの元男子バスケットボール選手であり、現在は京都ハンナリーズのゼネラルマネージャー（GM）として活動しています。福島県出身で、ポジションはシューティングガードにあたります。身長188cm、体重83kgの彼は、選手としてだけでなく、その後の指導者としての役割でも注目されています。

来歴

拓馬は、元実業団のバスケット選手である両親のもとに生まれました。家庭の影響を受けて、小学校二年生のときにバスケットボールを始めました。福島市立蓬萊中学校では3年次に全国中学校バスケットボール大会に出場し、名を馳せました。

その後、福島県立福島工業高等学校に進学し、2年次には能代カップで得点王に輝き、国内でもトップレベルの選手として認識されるようになります。三年次には、再度能代カップで得点王を獲得し、日本ジュニア代表のエースとしてアジアジュニア選手権に出場し、三位入賞を果たしました。また、全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会（ウィンターカップ）では秋田の能代工業高校にリーチされつつも準優勝を果たしました。この大会でも得点王に選ばれるなど、個々の活躍が際立ちました。

拓殖大学では、入学初年度からエースに位置づけられ、関東大学リーグでは4年連続で得点王の座を獲得しました。大学2年次には全日本大学選手権で準優勝の成績を収め、3年次からはキャプテンとしてチームをリードしました。このようなキャリアは、下級生のキャプテンという異例の状況でも彼の人柄と実力を証明していました。

卒業後の2001年、彼はトヨタ自動車に入社しました。入社初年度にはJBLスーパーリーグの新人王に輝き、日本代表にも選出。アジア選手権や東アジア競技大会など様々な国際大会に出場しましたが、2004年には一度代表を退きました。しかし、2006年にはアジア競技大会で復帰し、その後は数々の大会で素晴らしいパフォーマンスを見せ続けました。2009年には第84回天皇杯・全日本総合バスケットボール選手権大会で個人賞と大会ベスト5に選ばれる栄誉を受けました。

2012年には日立サンロッカーズに移籍し、2年後にはNBDLのアースフレンズ東京Zに転籍。その後2015年にトヨタ自動車アルバルクに復帰し、2016年には現役引退しますが、GM補佐やアカデミーコーチとして新たなキャリアをスタートさせました。2018年には3x3クラブチームのTACHIKAWA DICEに選手として復帰し、同年に3x3.EXE PREMIERファイナルで優勝を果たしました。

経歴

• - 蓬莱中 - 福島工業高 - 拓殖大学 - トヨタ自動車（2001〜2012年）
• - 日立サンロッカーズ（2012〜2014年） - アースフレンズ東京Z（2014〜2015年） - トヨタ自動車（2015〜2016年）

日本代表歴

• - 2002年：アジア大会
• - 2005年：東アジア大会
• - 2006年：アジア大会

出演

渡邉は解説者としても活躍しており、2018年にはBS12「水曜バスケ!」に出演しました。

関連項目

• - アースフレンズ東京Z
• - 池内泰明
• - 日本のバスケットボール選手一覧
• - 福島県出身の人物一覧

渡邉拓馬は選手としての偉業だけでなく、その後の指導者としての姿でもバスケットボール界に貢献しています。

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