池尻大橋駅

池尻大橋駅について

池尻大橋駅（いけじりおおはしえき）は、東京都世田谷区の池尻三丁目に位置する東急電鉄田園都市線の駅です。駅番号はDT 02で、世田谷区の最東部にあり、池尻二丁目と池尻三丁目、目黒区大橋二丁目、東山三丁目にまたがって広がるエリアに立地しています。

駅の歴史

この駅は1977年に新玉川線として開設され、2000年に田園都市線へ編入されました。以降も進化を遂げ、2007年にはICカード「PASMO」が導入され、2018年にはホームドアが設置されました。

「池尻大橋」という名称は、開業前の仮称であった「大橋池尻駅」から変更されたもので、よりインパクトのある名称が望まれたためです。この名付けは、玉川線時代の電停「玉電池尻」と「大橋」のほぼ中間地点にあることから由来しています。

駅構造

池尻大橋駅は地下に位置し、相対式ホーム2面2線の構造を持っています。ホームには多機能トイレが設置されており、駅には東口、西口、南口、北口の4つの出入口があります。特に、西口はムトウビル1階に接続しているため便利です。欧況により、改札口前のコンコースは自由通路として利用されることもあります。

ただし、狭い階段でアクセスする南口と北口にはエスカレーターがなく、利便性が少し制限されています。各ホームにはエレベーターが設置されており、利用者のニーズに応えられるよう配慮されています。なお、改札外のエレベーターには精算機がないため、必要に応じて駅員に連絡しなければなりません。

利用状況

2023年度のデータによれば、池尻大橋駅の1日の平均乗降人員は60,918人に達しています。この数字は、駅の利便性と周辺地域の発展を反映しています。

駅周辺の公共施設

駅周辺には多くの公共施設や教育機関があります。目黒区立大橋図書館や警視庁第三機動隊、また陸上自衛隊の基地などが近隣に位置しています。また、東京都立駒場高等学校や筑波大学附属駒場中学校なども周囲に点在しており、多様な教育環境が提供されています。

店舗と交通アクセス

池尻大橋駅周辺には成城石井やオーケー、オオゼキなどの商業施設が立ち並び、訪れる人々の生活を支えています。また、国道246号も近く、首都高速道路がアクセス可能なので、交通の要所としても重要な位置を占めています。

バス路線

東急バスや小田急バスが運行するバス路線も充実しており、渋谷駅や多摩川駅などへの直通便があります。特に、高速バスの運行もあり、観光地へのアクセスも良好です。

まとめ

池尻大橋駅は、世田谷区の東端に位置する交通の要所であり、周辺の公共施設や教育機関、商業施設の充実度からも地域の核となっていることがわかります。利便性が高く、さまざまな交通手段が利用できるこの駅は、地元住民だけでなく、訪問者にも道を開ける重要な場所となっています。

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