沖縄県企業局

沖縄県企業局について

沖縄県企業局は、沖縄本島における水道用水供給事業と工業用水道事業を運営する沖縄県の地方公営企業です。その歴史は、沖縄が日本に復帰する以前の米国民政府の附属機関であった琉球水道公社にまで遡ります。復帰後、沖縄県企業局として新たに発足し、県民生活と産業活動を支える重要な役割を担っています。

事業内容

水道用水供給事業

沖縄県企業局は、県内の水道事業体に対して、浄水処理された水を供給しています。特に南部地域においては、南部水道企業団（八重瀬町、南風原町で構成）を通じて水道水を供給しており、県民の生活用水を確保しています。

工業用水道事業

工業用水道事業では、県内各地の工場や事業所に対して工業用水を供給しています。給水地域は広く、名護市、宜野座村、金武町、うるま市、沖縄市、北中城村、中城村、西原町、南風原町、与那原町、南城市（旧佐敷町、旧大里村の区域）、八重瀬町（旧東風平町の区域）、糸満市など、沖縄本島の中南部を中心に広範囲に及んでいます。

沿革

1972年5月15日：沖縄返還に伴い、沖縄県企業局が発足。
1973年11月29日：浄水管理事務所を廃止、石川及びコザ浄水管理所を設置。
1973年12月4日：福地ダムからの取水を開始。
1979年5月1日：石川及びコザ浄水管理所を廃止し、北部、中部、南部浄水管理所と水質管理所を設置。
1981年10月12日：沖縄県人工降雨実施本部を設置。
1983年4月1日：南部浄水管理事務所内にコザ浄水場を設置。
1990年6月1日：北谷浄水場で生物処理施設運転を開始。
1992年6月3日：水管理センター供用開始。
1997年4月1日：海水淡水化センター全面供用開始。
2003年5月30日：北谷浄水場に硬度低減化施設を設置。

主要施設

沖縄県企業局は、以下の主要な施設を通じて、水道用水と工業用水の安定供給に努めています。

名護浄水場
久志浄水場
石川浄水場
北谷浄水場
海水淡水化センター
西原浄水場
嘉手納井戸群
水質管理事務所

これらの施設は、沖縄県内の水需要を支える上で不可欠な存在です。最新技術を導入し、水質の維持管理にも注力することで、県民の生活と産業活動を支え続けています。

関連情報

関連情報として、以下の項目も参考になります。

水道
上水道
工業用水道
工業用水法
沖縄県
琉球水道公社

外部リンク

より詳細な情報は、以下の公式サイトで確認できます。

沖縄県企業局のホームページ'>沖縄県企業局のホームページ

参考文献

沖縄県企業局『企業局概要 沖縄の水』(2008年9月、沖縄県立図書館蔵書)

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