沖縄県護国神社

沖縄県護国神社について

沖縄県護国神社は、沖縄県那覇市の奥武山公園内にある神社です。この神社は、神社本庁などの包括的な宗教法人には属さない、独立した神社（単立神社）として運営されています。

祭神

この神社では、沖縄県出身の戦没者だけでなく、第二次世界大戦中の沖縄戦で命を落とした本土出身者、そして戦争の犠牲となった一般市民も祀られています。特筆すべきは、その祭神の柱数が非常に多いことで、2005年10月時点での記録では17万8689柱に達し、これは全国の護国神社の中で最も多い数となっています。この数は、沖縄戦の激しさと、そこで失われた多くの命を物語っています。

歴史

神社の歴史は、1936年（昭和11年）に日清戦争や日露戦争など、過去の国難で亡くなった人々を祀るために創建された招魂社に始まります。その後、1940年（昭和15年）7月1日には内務省令により内務大臣指定護国神社となり、沖縄県護国神社と改称されました。しかし、1945年（昭和20年）4月の沖縄戦で社殿は焼失してしまいます。

戦後、1959年（昭和34年）4月26日に仮社殿が完成し、その年の秋の大祭では、靖国神社から沖縄戦で亡くなった本土出身者の御霊代が移されました。そして1965年（昭和40年）10月には、現在の社殿が完成し、11月19日に遷座祭、11月20日には復興奉祝祭が執り行われました。さらに、1980年（昭和55年）9月21日には神楽殿も竣工し、現在の姿に至っています。

まとめ

沖縄県護国神社は、沖縄戦という悲劇を背景に、多くの犠牲者を祀る重要な場所です。その歴史は、戦争の悲惨さと、それからの復興の歩みを今に伝えています。

外部リンク

沖縄県護国神社（神社公式）

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