沖縄県道11号線

沖縄県道11号線：都市と生活を結ぶ動脈

沖縄県道11号線は、沖縄県豊見城市字上田を起点とし、那覇市古波蔵に至る全長約4.2kmの一般県道です。都市計画道路としては「豊見城中央線」の名称で知られ、地域住民にとって欠かせない生活道路としての役割を担っています。

路線概要

• - 起点: 豊見城市字上田（沖縄県道7号奥武山米須線・沖縄県道256号豊見城糸満線と接続）
• - 終点: 那覇市古波蔵（国道507号と接続）
• - 総延長: 4.23km
• - 実延長: 4.18km
• - 通過自治体: 豊見城市、那覇市

主要な交差路線

• - 沖縄県道7号奥武山米須線（起点）
• - 沖縄県道249号東風平豊見城線（起点～豊見城市高安）
• - 沖縄県道256号豊見城糸満線（起点、旧沖縄県道68号線）
• - 国道329号（豊見城市真玉橋）
• - 国道507号（終点）

重複区間

• - 沖縄県道249号東風平豊見城線（起点で県道256号からそのまま重複、豊見城市高安まで）

バイパスと主要施設

• - バイパス: 豊見城市高安から那覇市古波蔵まで
• - 真玉橋: 豊見城市と那覇市の市境
• - 爬龍橋: バイパス区間に位置
• - 漫湖: ラムサール条約指定の湿地、爬龍橋上から眺められる
• - マックスバリュとよみ店: 豊見城市根差部
• - 沖縄協同病院: 豊見城市真玉橋

路線バス

• - 那覇バス45番与根線が全区間を運行。豊見城高校経由便は真玉橋ではなく、バイパスの爬龍橋を経由
• - 琉球バス交通105番豊見城市内一周線が嘉数の一部区間を運行

歴史

1953年（昭和28年）に琉球政府道11号線として指定され、1972年（昭和47年）の本土復帰に伴い沖縄県道11号線となりました。

特徴と課題

県道11号線は、豊見城市中心部から那覇市街地へ向かう主要な道路の一つです。しかし、那覇市のベッドタウン化に伴う人口増加により、慢性的な交通渋滞が発生しています。1994年（平成6年）には那覇方面へのバイパスが全線開通し、国道329号那覇東バイパスと合わせて2本のルートが確保されましたが、依然として渋滞は深刻です。

現道の4車線化も計画されていますが、沿線に建物が密集しているため、用地取得が進んでおらず、4車線化されているのは起点付近の橋と真玉橋のみに留まっています。今後の交通円滑化に向けた抜本的な対策が求められています。

関連情報

• - 沖縄県の県道一覧
• - 沖縄県南部土木事務所

外部リンク

県道11号線 - ウェイバックマシン

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