沖縄県道251号那覇宜野湾線

沖縄県道251号那覇宜野湾線について

沖縄県道251号那覇宜野湾線は、那覇市と宜野湾市を結ぶ、総延長7.52kmの主要な一般県道です。この道路は、那覇市を起点とし、浦添市を経由して宜野湾市に至ります。実際の走行距離は7.07km（2009年時点）です。

ルートと通過地点

起点: 那覇市（沖縄県道29号那覇北中城線）
終点: 宜野湾市（沖縄県道34号宜野湾西原線）
通過自治体: 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市

主要な交差点

この県道は、複数の主要道路と交差しており、地域の交通網において重要な役割を果たしています。

沖縄県道29号那覇北中城線（起点）
那覇中環状線（那覇市道）
沖縄県道82号那覇糸満線
沖縄県道38号浦添西原線
沖縄県道153号線（現道およびバイパス）
沖縄県道34号宜野湾西原線（終点）

特徴的な通り名と施設

パイプライン通り: 那覇市銘苅から終点まで続く区間は、「パイプライン通り」として知られています。この名前は、かつてこの道路の下に米軍基地への送油管が通っていたことに由来します。
主要施設: 沿線には、崇元寺石門（起点）、那覇公共職業安定所、沖縄タイムス社、沖縄振興開発金融公庫、NHK沖縄放送局、サンエー那覇メインプレイス、シネマQ、那覇市銘苅庁舎、那覇市消防本部、日本年金機構 浦添年金事務所などがあります。

路線バス

複数の路線バスがこの県道を経由しており、地域住民の重要な足となっています。

4番・新川おもろまち線（那覇バス）
8番・首里城下町線（沖縄バス）
55番・牧港線（琉球バス交通）
56番・浦添線（琉球バス交通）
99番・天久新都心線（琉球バス交通）
256番・浦添てだこ線（琉球バス交通）

歴史的背景

1998年4月に、那覇市銘苅から宜野湾市大謝名までのパイプライン（市道）が県道に昇格・指定されました。さらに、那覇市銘苅から那覇新都心を経由して県道29号に接続する区間が新設されました。

この道路の特徴は、元々道路として整備されたものではないため、地形を無視した直線的な線形をしている点です。そのため、起伏が激しく、特に浦添市伊祖と牧港の境界付近には急な坂道が存在します。

起点から那覇市銘苅までの区間は、那覇新都心内の道路として新たに建設されました。おもろまちや銘苅は、かつて米軍の牧港住宅地だった場所で、1987年に全面返還されました。1997年に那覇中環状線が開通し、新都心開発が本格化しました。2008年3月29日に全線が開通しました。

注意点

パイプライン通りと呼ばれる区間は、道路下に送油管が通っていた名残で、道路中央にバルブボックスが設置されている箇所があります。また、一部区間は道路整備が進んでいますが、歩道がないなど、道路状況が良くない場所もありますので注意が必要です。

関連情報

陸軍貯油施設（パイプラインとタンクファームに関する情報）
沖縄県の県道一覧

外部リンク

県道251号線
沖縄県南部土木事務所（那覇市内区間）
沖縄県中部土木事務所（浦添市・宜野湾市区間）

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