沖縄西海岸道路

沖縄西海岸道路の詳細解説

沖縄西海岸道路は、沖縄県中頭郡読谷村から糸満市に至る、総延長約50kmの地域高規格[[道路]]です。この道路は、沖縄本島の西海岸沿いを南北に縦断し、主要な都市を結ぶ重要な役割を担っています。

概要

1994年12月16日に計画路線として指定された沖縄西海岸道路は、読谷村から那覇空港間を国道58号、那覇空港から糸満市間を国道331号として整備されています。これらの区間は、いずれも国の直轄事業として進められています。

2018年3月までに、浦添北道路、那覇西道路、豊見城道路、糸満道路が全線開通しました。これらの区間の一部は暫定2車線で供用されていましたが、順次4車線化が進められています。現在、読谷道路の一部が開通（暫定2車線）、那覇北道路、浦添北道路II期線が事業中です。

整備区間

以下に、沖縄西海岸道路の各整備区間について詳しく説明します。

読谷道路

路線名: 一般国道58号
区間: 読谷村親志（沖縄西海岸道路起点） - 古堅（嘉手納バイパス起点）
延長: 6.0km
状況: 2013年4月18日に読谷村座喜味 - 読谷村喜名間 (1.5 km) が暫定2車線で開通

浦添北道路

路線名: 一般国道58号
区間: 宜野湾市宇地泊（宇地泊IC 宜野湾バイパス） - 浦添市港川（浦添北IC 臨港道路浦添線接続部）
延長: 2.0km
状況: 2018年3月18日に暫定2車線で全線開通

那覇北道路

路線名: 一般国道58号
区間: 那覇市港町（港町IC（仮称）） - 若狭（若狭IC）
延長: 2.2km
道路規格: 第1種第3級
設計速度: 80km/h
車線数: 6車線
状況: 2014年度事業化。中間に上之屋IC（仮称）を設置予定。臨港道路泊大橋が並行。

那覇西道路

路線名: 一般国道58号
区間: 那覇市若狭（若狭IC） - 鏡水（那覇空港IC）
延長: 3.0km
状況: 2011年8月28日開通

小禄道路

路線名: 一般国道506号
区間: 那覇市鏡水（那覇空港IC） - 豊見城市瀬長（瀬長IC）
延長: 4.0km
状況: 那覇空港自動車道の一部として整備。那覇空港IC - 瀬長ICを活用。

豊見城道路

路線名: 一般国道331号
区間: 豊見城市瀬長（小禄バイパス） - 糸満市西崎（糸満道路起点）
延長: 4.0km
状況: 2007年3月17日に全線暫定2車線で開通、2016年3月30日に全線4車線へ拡幅

糸満道路

路線名: 一般国道331号
区間: 糸満市西崎（豊見城道路終点） - 真栄里（沖縄西海岸道路終点：名城バイパス）
延長: 3.4km

調査区間

現在、以下の区間が調査中です。
嘉手納バイパス（嘉手納町）
嘉手納地区（仮称）（嘉手納町 - 北谷町）
北谷地区（仮称）（北谷町 - 宜野湾市）
宜野湾地区（仮称）（宜野湾市）
浦添南道路（仮称）（浦添市）

嘉手納バイパス

路線名: 一般国道58号
区間: 読谷村古堅（読谷道路終点） - 嘉手納町兼久
総延長: 3.2km
状況: 地域高規格[[道路]]には含まれないが、一般二次改築事業として事業中

宜野湾地区

宜野湾バイパスは2000年3月27日に全線開通済みで、北谷拡幅が事業中です。2022年12月には、全線高架案が採択され、自動車専用部4車線と側道一般部を整備する計画です。

歴史

1985年度: 宜野湾バイパス 事業化
1987年度: 嘉手納バイパス・読谷道路の一部 事業化、宜野湾バイパスが暫定2車線で一部開通
1989年度: 豊見城道路 事業化
1990年度: 糸満道路 事業化
1992年度: 那覇西道路 事業化
1994年12月16日: 沖縄西海岸道路として計画路線に指定
2000年3月: 宜野湾バイパス全線開通
2001年度: 読谷道路 事業化
2002年: 糸満道路 糸満市潮崎町 - 糸満市真栄里間開通
2003年: 読谷道路 読谷村大木-読谷村古堅間 (1.3 km) が暫定2車線で開通
2004年3月31日: 豊見城道路 糸満市西崎の一部が暫定2車線で開通
2006年2月25日: 豊見城道路 豊見城市瀬長 - 豊見城市豊崎間が暫定2車線で開通
2007年3月17日: 豊見城道路が全線暫定2車線で開通
2011年8月28日: 那覇西道路が全線4車線で開通
2012年3月31日: 豊見城道路・糸満道路全線開通
2013年4月18日: 読谷道路 読谷村座喜味 - 読谷村喜名間 (1.5 km) が暫定2車線で開通
2014年度: 那覇北道路 事業化
2016年3月30日: 豊見城道路が全線4車線へ拡幅
2017年3月4日: 糸満道路が全線4車線へ拡幅
2018年3月18日: 浦添北道路が全線暫定2車線で開通
2019年度: 浦添北道路II期線が事業化

地理

沖縄西海岸道路が通過する自治体は以下の通りです。

中頭郡読谷村
中頭郡嘉手納町
中頭郡北谷町
宜野湾市
浦添市
那覇市
豊見城市
糸満市

この道路は、沖縄県の西海岸地域における交通の円滑化と地域間の連携強化に大きく貢献しています。

関連情報

九州地方の[[道路一覧]]
地域高規格[[道路]]一覧

外部リンク

内閣府沖縄総合事務局開発建設部
沖縄総合事務局南部国道事務所

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