沙羅曼蛇 (OVA)

OVAシリーズ『沙羅曼蛇』の概要

『沙羅曼蛇』（サラマンダ）は、コナミがリリースした人気ゲームソフトにインスパイアされた日本のOVAシリーズであり、第1作から全3巻で構成されています。全ての巻は、ゲームのファミコン版を基にしたオリジナルの物語が展開されています。制作はスタジオぴえろ（現：ぴえろ）によって行われ、各巻の音楽は元のゲームにちなんだアレンジが使用されています。第2巻は『BASIC SAGA 沙羅曼蛇 瞑想のパオラ』、第3巻は『ADVANCED SAGA 沙羅曼蛇 ゴーファーの野望』として知られています。

各巻のストーリー

第1巻：沙羅曼蛇

舞台は惑星ラティス。神殿の建設中に、古代から存在するモアイ型のスペースオベリスクに似た石碑が発見されます。司祭ドロモは王子ロード・ブリティッシュに神殿の建設を中止するよう進言しますが、王子はそれを無視。その影響で天変地異が発生し、伝説の遊星サラマンダがラティスに迫ります。ダーン、ステファニィ、エディらグラディウス軍がサラマンダに挑みますが、まずは全滅してしまいます。最終的に、ドロモが呼び寄せた勇者たちによって新たな戦いが始まります。

第2巻：沙羅曼蛇 瞑想のパオラ

この巻は前作の1年前が舞台です。グラディウスの主席マクベインが宇宙船で行方不明になります。ダーン、エディ、ステファニィが調査を開始し、冷凍睡眠していた美女パオラを発見します。彼女は自らの星を滅ぼした「バクテリアン」の危険性を警告しますが、最終的には彼女の真の正体が明らかになる衝撃の展開が待ち受けています。

第3巻：沙羅曼蛇 ゴーファーの野望

ラティスとグラディウスの間に友好関係が築かれたものの、記念式典で突如ステファニィがバクテリアンに連れ去られます。ダーンと王子は彼女を救うために人工太陽に向かい、そこでの壮絶な戦闘が繰り広げられます。最終的に、パオラが生体兵器ゴーファーとして変貌し、ダーンたちと対峙することになります。

キャラクター紹介

• - ダーン：グラディウス軍のパイロットで、仲間たちを支える理解者。第2巻ではパオラに疑いを持つ。
• - ステファニィ：グラディウス軍の女性パイロットで、父の過去と向き合う姿が印象的。
• - エディ：理知的で冷静なグラディウスのパイロット。パオラの策略に嵌りながらも、仲間を救うためには命を惜しまない役割を果たす。
• - ロード・ブリティッシュ：ラティスの王子として登場し、物語を牽引する存在。

まとめ

このシリーズは、単なるゲームの映像化ではなく、オリジナルの豊かなストーリーとキャラクターの成長を描くことで、多くのファンに愛され続けています。各作品に込められたメッセージや情熱が感じられる本シリーズは、アニメやゲームのファンにとって必見の内容です。

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