沢田研二 in 夜のヒットスタジオ

沢田研二 in 夜のヒットスタジオ

概要

『沢田研二 in 夜のヒットスタジオ』は、日本の著名な歌手・沢田研二の歌唱映像をまとめたDVDボックスであり、2011年12月21日にユニバーサルミュージック合同会社からリリースされました。本作は、フジテレビジョンから出ており、全6枚組のDVD（商品番号：POBD-22036/41）として販売されています。

本作品は、沢田研二の過去の歌番組出演映像を集大成したもので、2001年にリリースされた『快傑ジュリーの冒険』に続く映像作品です。この映像集では、フジテレビ系音楽番組『夜のヒットスタジオ』『夜のヒットスタジオ DELUXE』『夜のヒットスタジオ SUPER』の152回の出演の中から、1975年から1990年までの102回、51曲の歌唱シーンを収録しています。その合計収録時間は589分で、夜のヒットスタジオ関連のDVDとしては最も多くの曲が含まれているため、非常に貴重な内容となっています。

以前の作品と異なり、本作には他の番組の映像が含まれておらず、純粋に『夜のヒットスタジオ』の総集編として構成されています。このため、沢田のパフォーマンスに特化した内容が楽しめ、衣装やバックバンドの変遷もじっくり観察できるのが特徴です。

収録内容

DVDには、時系列に沿った各ディスクに分けて収録されています。

DISC1（1975年 - 1977年）

最初のディスクでは、1975年の『白い部屋』から始まり、沢田がフランスでの受賞に伴う授与式を含むセッションや、1977年に発表した『勝手にしやがれ』など、名曲の数々がパフォーマンスされています。このディスクには、井上堯之バンドがバックを務めたシーンが多く見られます。

DISC2（1977年 - 1978年）

このディスクでは『憎みきれないろくでなし』をはじめとした数々のヒット曲が収録されており、曲中の井上堯之とのパフォーマンスが話題になります。また、沢田が他のアーティストと共演した点も特筆に値します。

DISC3（1978年 - 1979年）

ここでは『カサブランカ・ダンディ』や『OH! ギャル』といった楽曲が収録されており、特に衣装や演出が目を引くパフォーマンスが堪能できます。あらゆる衣装スタイルや彼の独特な存在感が捉えられています。

DISC4（1979年 - 1981年）

このディスクでは、沢田の音楽スタイルの変遷が色濃く見られ、特に『恋のバッド・チューニング』や『酒場でDABADA』といった曲が際立ちます。バックバンドも変わり、演出にも新しい風が吹き込まれています。

DISC5（1982年 - 1985年）

1980年代に入ると、沢田はより多彩なパフォーマンスを展開し、特に『麗人』や『どん底』では独特な演出が施されています。この時期の彼のスタイルや楽曲へのアプローチは、ファンにとっても新鮮な驚きがあります。

DISC6（1986年 - 1990年）

最後のディスクでは、1986年から1990年の出演シーンが収められており、『女神』や『DOWN』など、多くの名曲がフィーチャーされています。最終的な映像作品として、沢田の輝かしいキャリアを称える内容になっています。

このように、『沢田研二 in 夜のヒットスタジオ』は、彼の軌跡を辿る貴重な映像集であり、ファンや新しい世代の方々にとっても楽しめる作品です。

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