河合孝典

河合孝典：異才を放つ漫画家の軌跡

河合孝典は、大阪総合デザイン専門学校漫画学科を卒業後、数々の賞を受賞し、着実にキャリアを積み重ねている日本の漫画家です。かつては鬼団子というペンネームも使用していました。

デビューと初期の活動

2003年、河合はジャンプ十二傑新人漫画賞に「LOVE IS! BATTLEFIELD」で最終候補に残り、その才能の片鱗を見せ始めます。翌年には「WOODMAN ザッパー」が十二傑賞を受賞し、『赤マルジャンプ2004SUMMER』に掲載されました。この作品は鬼団子名義で発表されています。

2006年には、ヤングジャンプ月例MANGAグランプリにて「FUNNY JUMPER」が年間グランプリを獲得し、その実力を高く評価されました。

連載作品

石影妖漫画譚

2010年、『週刊ヤングジャンプ』にて「石影妖漫画譚」の連載を開始。妖怪と人間の織りなす物語は、読者の心を掴みました。2011年に『Web YOUNG JUMP』へ移籍し、2012年まで連載されました。単行本は全11巻が刊行されています。

DINER ダイナー

2017年からは、平山夢明の小説を原作とした「DINER ダイナー」の連載を『週刊ヤングジャンプ』で開始。元殺し屋の天才シェフが切り盛りする殺し屋専用のダイナーを舞台にした、異色の料理漫画として人気を博しました。連載は『となりのヤングジャンプ』に移り、現在も続いています。

その他の作品

河合は、連載作品以外にも多数の読み切り作品を発表しています。

WOODMAN ザッパー（『赤マルジャンプ2004SUMMER』） - 鬼団子名義
FUNNY JUMPER（『ヤングジャンプ増刊 漫革』2006年Vol.51）
GOOD DREAMS（『ヤングジャンプ増刊 漫革』2006年Vol.55）
ロビンソンのマイホーム（『ヤングジャンプ増刊 漫革』2008年Vol.62）
ワイルドトリガー（『ヤングジャンプ特別増刊 漫革ルーキーズ』、2008年）
石影妖漫画譚 番外編 石影描画指南（『ミラクルジャンプ』2011年1号）
石影妖漫画譚 突入！幸運の館！（『週刊ヤングジャンプ』2012年No.25）

これらの作品からも、河合の多彩な表現力と創造性を垣間見ることができます。

人となり

高校時代は野球部に所属していたという河合。漫画家仲間の宮乃ひろつぐとは10年来の友人であり、水上悟志とも親交があります。「石影妖漫画譚」単行本3巻には、水上悟志が帯コメントを寄せています。

また、漫画家の緒方ていを師匠としています。

外部リンク

河合孝典 (@onidanngo) - X（旧Twitter）
* 河合孝典のブログ - 公式ブログ

河合孝典は、常に新しい表現に挑戦し続ける、今後が期待される漫画家の一人です。

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