河野訓

河野訓（かわの さとし）

河野訓（1957年 - ）は、日本の宗教学者であり、皇學館大学の学長、文学部神道学科教授を務めています。専門は宗教学、仏教学です。

人物

宮崎県出身。

1982年3月に東京大学文学部を卒業後、1986年3月に同大学大学院人文科学研究科印度哲学印度文学専攻課程を修了し、文学修士号を取得。2000年7月には、博士（文学）（東京大学）の学位を取得しています。

文化庁事務官、非常勤講師などを経て、皇學館大学に着任。

職歴

2000年04月 - 2007年03月: 皇學館大学 文学部 助教授
2004年04月 - 2007年03月: 皇學館大学 文学研究科 助教授
2007年04月 - 2013年03月: 皇學館大学 文学部 神道学科 主任
2007年04月 - 現在: 皇學館大学 文学部 教授
2007年04月 - 現在: 皇學館大学 文学研究科 教授
2021年04月 - 現在: 皇學館大学 学長

長年にわたり皇學館大学で教鞭を執り、後進の育成に尽力する傍ら、宗教学、仏教学の研究に貢献しています。2021年からは学長として大学運営を担っています。

著書

単著

『風の神』（伊勢神宮崇敬会、2004）
『初期漢訳仏典の研究』（皇學館大学出版部、2006）
『漢訳仏伝研究』（皇學館大学出版部、2007）
『中国の仏教　受容とその展開』（皇學館大学出版部、2008）

共著

『梵・蔵・漢　法華経原典総索引』（霊友会、1988）
『漢梵法華経索引』（霊友会、2003）
『風と神道文化』（財団法人神道文化会、2007）
『仏教の霊魂観』（平楽寺書店、2010）
『自然と神道文化３　水・風・鉄』（弘文堂、2010）
『仏教の東伝と受容』（佼成出版社、2010）



研究内容

河野訓の研究は、仏教の受容と展開、そして神道文化に関するものが中心です。特に、初期漢訳仏典の研究や、中国における仏教の受容過程、神道における自然観などをテーマとしています。著書や論文を通して、宗教学、仏教学の発展に寄与しています。

外部リンク

皇學館大学文学部神道学科
皇學館大学教員業績紹介（河野訓）

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