沼田和利

沼田 和利

1976年9月26日、茨城県牛久市に生まれる。日本の政治家であり、現在は同市の市長を務めている。

経歴

茨城県立取手第二高等学校、そして東海工業専門学校熱田校を卒業。社会人経験として、給排水設備工事会社の取締役を務めた。

政治家を志し、2011年に牛久市議会議員選挙へ立候補し初当選。当時としては最年少での市議会議員誕生となった。

2014年には茨城県議会議員選挙に挑戦したが、わずか342票差で涙をのんだ。

その後、さらなる研鑽を積み、2016年に日本大学法学部政治経済学科を卒業。

2018年の茨城県議会議員選挙で再び県議の座を目指し出馬。この時は見事トップ当選を果たした。自由民主党の党員ではあったが、この選挙を含めそれまでの政治活動は無所属で行ってきた。2022年の県議会議員選挙では、初めて自民党公認候補として立候補し、再選を果たし、二期にわたり県政に携わった。

牛久市長選挙への挑戦と当選

2023年7月6日、同年秋に行われる牛久市長選挙への立候補を表明。同時に、自由民主党、公明党、国民民主党の各県組織への推薦要請の意向も示した。選挙準備のため、同年8月27日付で茨城県議会議員を辞職した。

2023年10月10日に投開票された牛久市長選挙は、勇退した根本洋治市長の後継を巡り、沼田氏、元経済産業省職員の横田清泰氏、日本維新の会公認の坂野美紗子氏、元茨城県職員の赤須理世自氏の新人4名が争う構図となった。

選挙戦において、沼田氏は自民党と公明党の県組織から推薦を受けたが、地元の自民党牛久支部は沼田氏と横田氏の両氏に推薦を出すという異例の対応を取り、保守分裂選挙の様相を呈した。しかし、沼田氏陣営には、自民党の国会議員や県議・市議、さらには引退する根本市長が支援に回り、県看護連盟や県薬剤師連盟など多様な政治団体からも推薦を得た。

開票結果は、沼田和利氏が12,255票を獲得し、次点の横田氏（11,106票）に1,149票差をつけて初当選を飾った。他の候補者は坂野氏が4,496票、赤須氏が367票であった。当日有権者数69,692人に対し、投票率は40.99%であった。

主な政策・主張

市長選挙期間中、沼田氏は以下のような政策や課題解決への取り組みを訴えた。

未来世代への投資としての教育改革と子育て支援の充実
地域の魅力向上を目指す観光資源の有効活用（日本遺産「牛久シャトー」等）
商業施設「エスカード牛久」の活性化
支援を必要とするヤングケアラーへの対応強化
* 市民の安全を守る防災対策の強化

その他の活動・役職

これまでに、牛久市消防団第16分団で分団長を務めた経験があるほか、自由民主党茨城県連においては青年局、遊説局、ネットメディア局などで役職を歴任。また、茨城県議会議員時代には、文教警察委員会や防災環境産業委員会の副委員長を務めるなど、幅広い分野で活動してきた。

現在、沼田氏は牛久市長として、市民の声に耳を傾けながら、掲げた政策の実現に向けた市政運営を進めている。

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