泉本線料金所

泉本線料金所は、かつて宮城県仙台市泉区に位置していた東北自動車道の本線料金所でした。

概要

この料金所は、東北自動車道の中間地点付近（340kmポスト付近）の上り線にのみ設置されていました。その目的は、通行券の交換による不正通行を防止し、発見することでした。具体的には、通行券に車種情報を入力することで、不正を抑止する役割を担っていました。

しかし、実際には当料金所で不正通行が発覚したのは過去に1回のみでした。加えて、通行量の増加に伴う渋滞の発生、ETC（自動料金収受システム）の導入と普及、施設の維持費などの経費がかかるなどの問題が浮上しました。これらの要因から、2004年（平成16年）11月1日をもって泉本線料金所は廃止されることとなりました。

ただし、仙台北部道路が開通し、仙台都市圏環状自動車専用道路が完成して環状線となった際には、不正通行の懸念が再燃しました。そのため、料金所の廃止には反対の声も少なくありませんでした。

跡地利用

料金所廃止後、通行の妨げとなる料金ブースは速やかに撤去されました。しかし、比較的広い跡地は、工事用資材置き場として利用される程度で、長らく有効活用されない状態が続いていました。

その後、NEXCO東日本はこの跡地にメガソーラーを設置することを決定しました。出力1,000kWのメガソーラー施設は、2015年（平成27年）3月27日に電力供給を開始しました。かつて不正通行防止の役割を担った場所が、再生可能エネルギーを生み出す場所へと姿を変えたのです。

道路

東北自動車道（上り）

隣（最終）:

東北自動車道
泉PA - 泉本線料金所 - 泉IC

関連項目

* 日本のインターチェンジ一覧

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