洗象池

洗象池（せんぞうち）は、中国四川省楽山市峨眉山市の峨眉山に位置する仏教寺院であり、峨眉山の八大寺院の一つとして知られています。

歴史
洗象池は明代に建立され、当初は初喜亭と呼ばれていました。清の康熙38年（1699年）に、行能法師によって「天花禅院」として拡張されました。乾隆元年（1736年）には、月正和尚が寺院への道を整備し、参拝者の便宜を図りました。この地には、普賢菩薩が手を洗ったという伝説が残っており、普賢菩薩が象に乗っていたことから、洗象池と呼ばれるようになったと伝えられています。

1983年には、中華人民共和国国務院によって漢族地区仏教全国重点寺院に認定され、その文化的・宗教的価値が認められました。さらに、2007年6月1日には、四川省人民政府によって四川省文物保護単位に認定され、保護されています。

伽藍
洗象池の主要な建物には、以下のものがあります。

弥勒殿：弥勒菩薩を祀る。
大雄宝殿：本尊を安置する。
観音殿：観音菩薩を祀る。
蔵経楼：経典を収蔵する。
* 客寮：参拝者のための宿泊施設。

洗象池は、豊かな自然に囲まれた静寂な場所に位置し、多くの参拝者や観光客が訪れます。歴史的な建造物や仏像、美しい景観は、訪れる人々に心の安らぎを与えてくれるでしょう。峨眉山を訪れる際には、ぜひ洗象池にも足を運んでみてください。

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