洞南町

洞南町（くきなみまち）の概要

洞南町は福岡県北九州市八幡西区に位置しています。この町は、難読地名として知られ、住居表示が実施された地域です。郵便番号は807-0812です。

地理的特徴

洞南町は八幡西区の北部に位置し、北側には洞北町が、東側には熊手が、南側と西側には夕原町があります。この町は洞海湾の埋め立て地であり、全域が工業用地として利用されています。そのため、居住者はおらず、町全体が産業活動に特化した地域となっています。

河川と海洋

洞南町を流れる河川には、二級河川の割子川があり、また周辺には洞海湾があります。この海域は埋め立てが進む前から「洞の海（くきのうみ）」と呼ばれており、その名称が町名にも影響を与えました。

歴史的背景

洞南町の歴史は、昭和20年（1945年）に始まりました。この年に北部の14,867坪が埋め立てられ、町が形成されました。その後、昭和30年（1955年）に南部の62,600坪が埋め立てられ、町の規模が拡大します。最初の町名は洞南村（くきなみむら）で、明治22年から37年にかけて存在していましたが、当時はまだ埋め立てが行われていませんでした。町名は、実際の埋め立てが始まった後に洞南町として正式に使用されるようになりました。

沿革

• - 1945年（昭和20年）: 北部の埋め立て完了後、八幡市洞南町が誕生。
• - 1955年（昭和30年）: 南部の埋め立て完了。
• - 1956年（昭和31年）: 大字熊手の地先埋め立て地を編入。
• - 1963年（昭和38年）2月1日: 5市が合併し、北九州市が発足。この時、八幡市洞南町は北九州市八幡区洞南町となる。
• - 1963年（昭和38年）4月1日: 北九州市が政令指定都市に昇格し、八幡区に位置する。
• - 1974年（昭和49年）4月1日: 八幡区が八幡西区と八幡東区に分割され、北九州市八幡西区洞南町となる。
• - 1994年（平成6年）6月1日: 住居表示が実施される。

世帯数と人口

最新の情報では、2025年（令和7年）3月31日現在の世帯数や人口に関するデータが北九州市から発表されていますが、洞南町は主に工業用地のため、居住者が少ないのが特徴です。実際の世帯数や人口は、国勢調査によっても確認されており、時期によって変遷が見られます。

学区

洞南町の住民が市立小学校や中学校に通う場合、通学先の学区も設定されています。

交通手段

交通面では、県道279号本城熊手線が通っており、地域の工業活動に必要な交通網が整備されています。

主な施設

町内には、UBE三菱セメント株式会社 九州工場が立地しており、工業地帯としての機能を担っています。

関連項目

洞南町は北九州市に属する地名として、地域の一部を成す重要な地区です。

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