津乃峰山

津乃峰山（つのみねさん）は、徳島県阿南市に位置する標高284mの山です。日峰山、中津峰山とともに阿波三峰のひとつに数えられ、地域の人々に親しまれています。

概要

津乃峰山の8合目までは、全長3.7kmの津峯スカイライン（有料道路）が通じています。このスカイラインを利用すれば、気軽に山の美しい景色を楽しみながら、中腹までアクセスできます。かつては山頂へと続くリフトが運行していましたが、安全基準の問題で一時運休していました。しかし、改修工事を経て2010年11月1日に運行を再開し、再び多くの観光客や参拝者を山頂へと運んでいます。

スカイラインの終点付近には、かつて国民宿舎がありましたが、現在は研修施設の宿舎として利用されており、宿泊施設としての営業は行われていません。

山頂には津峯神社が鎮座しており、「延命長寿と交通安全の守り神」として広く信仰を集めています。そのため、多くの参拝者が訪れ、日々の安全を祈願しています。津乃峰山の最高地点は、津峯神社の本殿付近にありますが、三角点はスカイライン終点駐車場の東の峰に位置しており、標高は247.1mとなっています。登山やハイキングを楽しむ際には、この三角点を目印にするのも良いでしょう。

津乃峰山は、豊かな自然に囲まれ、四季折々の美しい景色を楽しむことができる山です。春には桜が咲き誇り、夏には新緑が目に鮮やかで、秋には紅葉が山全体を彩ります。また、山頂からの眺望は素晴らしく、橘湾の雄大な景色を一望できます。ハイキングコースも整備されており、気軽に自然を満喫できるスポットとして、地元の人々はもちろん、観光客にも人気の場所となっています。

関連項目

中津峰山
日峰山

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