津久見港

津久見港について

津久見港は、大分県津久見市に位置する重要な港湾であり、大分県が管理しています。豊後水道に面し、瀬戸内海への入口にあたる津久見湾の奥部に位置しています。この港は、津久見市西部の水晶山で採掘される石灰石や、市内で生産されるセメント製品の積み出し港として発展してきました。

特に、津久見港からの石灰石の移出量は日本全国の港湾移出量の約4割を占め、セメントの輸出量は日本の総輸出量の約4割に相当します。これらの数字からも、津久見港が日本の工業を支える重要な役割を担っていることがわかります。

2008年7月3日には、津久見港一帯が「みなとオアシス」に登録されました。つくみん公園を代表施設とする「みなとオアシス津久見」は、地域住民や観光客にとっての賑わい拠点となっています。

歴史

津久見港の歴史は、1951年（昭和26年）に-9m岸壁が完成したことから始まります。同年には重要港湾に指定され、1952年（昭和27年）には保税地域に指定されました。これらの出来事が、津久見港の発展を加速させました。

主要な施設

津久見港には、以下のような主要な施設があります。

-9m岸壁：船舶の接岸に使用される基本的な岸壁です。
-5.5m岸壁（耐震強化岸壁）：地震などの災害に強い構造を持つ岸壁です。
旅客船桟橋：旅客船が発着するための桟橋です。

定期航路

津久見港からは、以下の定期航路が運航されています。

やま丸（ニューやま2号、マリンスター）：
保戸島（1日7往復、所要時間約25分）
市営船（ニューむくしま）：
無垢島（地無垢島）（1日1～2往復、所要時間約25分）

これらの定期航路は、津久見港と周辺の島々を結ぶ重要な交通手段となっています。

関連情報

津久見港に関するさらに詳しい情報は、以下のリンクから確認できます。

日本の港湾一覧#大分県

外部リンク

国土交通省九州地方整備局2001事業概要 津久見港
みなとオアシス津久見

これらの情報を通じて、津久見港の役割や歴史、そして今後の発展について理解を深めることができるでしょう。

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